Indeed(インディード)掲載の依頼先は、直販と代理店の2つある
Indeed(インディード)の直販とは?
Indeedの直販というのは、Indeed社が提供するサービスを直接利用し、自社で求人広告の運用を行うことを指します。Indeedの直販では代理店を介さないため、運用費(Indeedの運用に関して広告運用に追加で必要な手数料)を支払う必要がありません。また、自社での運用は、求人原稿の作成や採用戦略全体に対する直接的なコントロールを可能にし、迅速な対応や柔軟な運用が可能となります。
一方で、自社で全ての運用を手掛けるため、適切な求人原稿の作成や採用戦略の立案には、一定レベル以上の知識と経験が必要とされます。運用に関わる作業量は少なくないため、採用担当者や関連部署の負担が増加することも想定されます。
このように、Indeedの直販は掲載コストを抑えつつ、採用プロセスにおける自社の直接的なコントロールを保持したい企業にとっては有効な選択肢となり得ますが、採用を成功させるためには、適切な運用ノウハウとリソースの投入が不可欠となります。
Indeed(インディード)の代理店とは?
Indeedの代理店とは、求人作成から求人運用に関する業務全般を代行してくれる専門業者です。各代理店によってサービス内容は異なりますが、代理店を利用することで企業はさまざまなメリットとデメリットを考慮する必要があります。
代理店による運用代行のメリット
Indeed社が公式で掲載を受け付けているのだから(しかも一番安い!)わざわざ代理店に頼む必要なんてないのでは?
と思われる方も多いと思います。
しかし、これには理由があります。
Indeedに有料掲載するためには、求人情報をIndeedに直接投稿するか自社の求人ページを読み込ませる(クローリングさせる)必要があります。
ところが、Indeed直販では求人情報の作成は行ってくれません。自社で求人情報を作成する必要があります。貴社で作成した求人情報ありきで、その運用のみを引き受けてくれるのがIndeed直販だということです。
Indeedの直販と代理店運用のどちらがいいかについては、以下の記事を参考になさってください。
参考:Indeed運用は「自社運用? 代理店に依頼?」判断するためのチェックリスト。運用方法・コツも解説。
ここから、代理店にIndeed掲載を依頼するメリットをご紹介します。
代理店によって、どのメリットが該当するかは異なりますので、詳しくは後で解説いたします。
まずは、代理店にお願いすることで得られるメリットの全体像を知っていただければと思います。
アカウント開設を代行してもらえる
Indeedを利用するための初期登録のことです。
難しい作業ではありませんから、もちろん個人でアカウント開設することも可能です。
しかし、どうせ頼むなら丸ごとお任せできたほうが確実で簡単です。Webでの作業が苦手な方にとっては、特にありがたい部分だと思います。
求人情報を制作してもらえる
タウンワークやリクナビNEXTといった求人広告を利用したことのある方であればご理解がスムーズだと思います。
担当者がヒアリングしてくれて、代わりに求人内容を執筆してくれるサービスが、Indeed掲載においても同様に受けられます。
プロの知見やノウハウが得られる
代理店にIndeedの運用を依頼することで、プロの知識とノウハウを手に入れることができます。
Indeedの運用において成功するためにはIndeedの運用ノウハウや掲載ルール(Indeedポリシー)を理解することが不可欠ですが、Indeedの代理店に運用を依頼することにより振り返りなどのタイミングを通してIndeed運用に関する知見やノウハウを獲得することができます。
こうして得られた知識をもとに、将来的に自社での運用に切り替えることも一つの手段です。適切なサポートを受けながら、自社の採用活動を効率的かつ戦略的に展開することが期待できます。
また、Indeedは定期的に商品アップデートが行われ、掲載の基準が変更されます。このような変化に敏感に対応できることも、Indeedの代理店に依頼することのメリットであると言えます。
Indeed(インディード)以外のサービスもワンストップで受けられる
求人募集=Indeedのみ、という企業は少ないのではないでしょうか。
代理店にお願いする場合は、Indeed代理店各社によりサービスラインナップは異なりますが、ひとつの窓口でIndeed以外の求人広告や採用Webサイトの制作などをまとめて依頼することが可能です。
同じことを何度も説明しなくても良いため手間が省けますし、Indeed単体ではなく、採用活動全体を踏まえた求人プランの提案を受けることができるため、結果的に費用対効果が良くなることもあります。
独自のATS(採用管理システム)を利用できる
代理店によっては、自社のATS(採用管理システム)を保有しており、Indeedと連携させることができます。応募者管理が楽になるため、大量採用を行う場合には便利なサービスです。
弊社クイックのATSは以下の記事よりご確認いただけます。
採用・求人管理システム|Q-mate(キューメイト)
求職者とのやりとりや求人原稿の管理をQ-mate上にて一括で操作可能となっております。
Indeed(インディード)代理店の比較
ここまでは直販と代理店の違いについてお伝えしました。
次は、たくさんある代理店各社の違いについて解説いたします。
Indeed(インディード)代理店ごとの差は、どんどん薄れてきている
記事タイトルで代理店比較と銘打っておきながら恐縮ですが、まず大前提としてこんな現状があります。
※以降のセクションにて、この前提を踏まえた上でどうやって代理店を選ぶのか、その基準について詳しく解説していきますが、まずは予備知識としてお伝えをしておきます。
以前は、Indeed代理店のもともとの事業内容によって、わかりやすい個性がありました。
たとえば、求人広告系のIndeed代理店は、求人内容の作成やカスタマー情報に強い。ネット系の代理店であれば、運用のPDCAをまわす力が強い。といった具合です。
しかし、求人ノウハウ・運用ノウハウについては、直販のIndeed社を通じて、代理店各社に情報共有されているため、日進月歩で品質改善・同質化が進んでいます。
Indeed(インディード)代理店のタイプ
Indeedの代理店には、大きく「運用特化型」、「求人広告型」、「コンサルティング型」、「ツール型」の4つの種類があります。ここから、それぞれの代理店の特徴をご紹介します。
運用特化型の代理店
運用特化型のIndeed代理店とは、Web広告などの運用に特化したサービスを提供する代理店です。運用特化型のIndeed代理店は、広告の最適化や効果分析に強みを持っています。
運用特化型のIndeed代理店は広告運用のプロフェッショナルが企業の求人広告を運用するため、表示回数の最大化やクリック単価の最適化などが期待できます。また、キーワードや掲載データの分析など、定量的な効果分析を実施してもらえます。
一方で、運用特化型代理店は、広告運用に焦点を当てているため、求人広告の原稿作成や採用全体の戦略については他の代理店と比べて得意とする範囲が狭い可能性があります。
求人広告型の代理店
求人広告型のIndeed代理店は、主に求人広告の制作や販売に特化しています。
これらの代理店は求人広告に関する専門知識が豊富であり、求人原稿の作成やペルソナ設計、採用市場の市況感を把握したうえでの本質的な採用活動を行うことが可能です。
ただし、求人広告型代理店の中には広告運用に関する専門知識が限られている会社もあり、その場合Indeedならではの強みを生かしきれない可能性があります。
コンサルティング型の代理店
コンサルティング型のIndeed代理店は、経営全般を見据えた採用サポートを提供する企業です。これらの代理店は、経営の視点から採用戦略を検討します。
コンサルティング型代理店のメリットは、経営コンサルタントが採用戦略を立案し、会社全体を把握して採用をサポートできる点です。総合的な戦略の立案が得意とされます。
一方で、運用型広告のノウハウが限定的である可能性があり、外部委託が多いため料金が比較的高いことに留意が必要です。
ツール型の代理店
ツール型のIndeed代理店は、採用管理システムや採用サイト制作サービスを提供する代理店のことです。Indeedは採用管理システムや採用サイトをクローリングして掲載するため、採用サイトを有する企業は複数のシステムを利用する必要がないため工数を省くことができます。
また、採用管理システムはそれぞれ独自の機能を備えていることが多く、例えば応募獲得後の工数削減などが期待できます。
ただし、Indeedの掲載費用や運用費と別途サービス利用料がかかったり、多岐にわたる採用ツールの中でどのツールを選択するかについては注意が必要です。
Indeed(インディード)代理店を選ぶポイント
ここまでご説明した通り、Indeedの代理店は様々な特徴をもつ企業が数多くあります。ここから、Indeedの代理店の選び方についてご紹介します。
運用体制や運用方法
Indeed代理店を選ぶ際には、運用方法や運用体制が重要です。例えば弊社の場合は営業担当と運用コンサル担当、求人原稿の制作担当が3名体制で貴社のご支援をさせていただきます。そのため、運用・制作・コンサルなど様々な観点から貴社のご状況を把握し、最適なご支援を提供することが可能です。専門チームがPDCAサイクルを徹底的に回し、効果的な運用を実現する体制が整っていることが重要です。
また、Indeed運用の打ち手を整理した打ち手85をご用意しており、表示回数やクリック数、応募数などの課題ごとに応じた打ち手を講じることが可能です。適切な戦略を展開することで、採用成果を最大化することが可能です。
過去の実績
代理店の実績は、採用成果に対する信頼性の指標の一つです。過去のアカウント運用実績が豊富な代理店はノウハウも多く、様々な課題に対処でき、効果的な改善提案の実施が期待できます。採用のニーズに合った成功事例を確認することで、信頼性の高い代理店を見極めましょう。
認定パートナーかどうか
Indeedの認定パートナーとは、Indeed社が公式に認めている代理店のことです。ご支援実績など、特定の指標を満たした代理店にのみ与えられるため、ある程度の運用力が保障されているとも言えます。
コチラのURLよりIndeedの認定パートナー一覧を確認することができるため、代理店選定の際にぜひお役立てください。
また、弊社は数多あるIndeedの代理店のうち3社しか存在しないプラチナムパートナーの一つに認定されているため、安心してご依頼いただけます。
運用費がいくらか
Indeedの代理店に運用代行を依頼する場合、一般的に広告費用に対し15%〜30%の運用手数料がかかります。
代理店の運用費用が企業予算に合致しているか確認し、費用対効果の高い選択を心掛けましょう。代理店によっては初期費用が発生するなど、その料金体系は様々です。広告費用以外にかかる運用費や初期費用も考慮し、全体の費用体系を理解しておくことが重要です。
Indeed(インディード)以外のサービス内容
最後に、Indeed以外の求人サイト(求人メディア)や求人サービスへの対応ができるかも確認しましょう。
企業の採用課題によってはIndeed以外の求人サービスが適している可能性もあるため、最大成果を出すためのサービスを提供できるかどうかは非常に重要です。
最近ではIndeed PLUSという配信プラットフォームが開始したため、Indeedに掲載することで他の求人メディアにも掲載される可能性があります。
Indeed PLUSについてご興味ございましたら、Indeed PLUSとは、の以下の記事をご覧ください。
Indeed PLUSとは?Indeed PLUSの仕組みや活用のポイント、クイックができることを解説!
また、Indeedの費用対効果が高い場合であっても、一定人数以上の母集団形成をする必要がある場合や、リスクヘッジのためには、Indeed以外の選択肢を持っておくことが重要です。
以上のポイントを踏まえて、貴社に最適なIndeed代理店を選定してください。ご不明点や疑問点がございましたら、お気軽にお問合せください。
採用担当の力量
現在、求人や運用のノウハウはもはや秘伝ではなく、Indeed社により各代理店にどんどん情報が共有されている状態です。そのため、Indeed社から共有されるノウハウをいかにインプットしているか、変化し続けるトレンドを追い続けられているか、という担当者個人のたゆまぬ努力が、採用成果に直結しています。
少々めんどうではありますが、効果を追求するのであれば、代理店のスペックを横並びで比較するよりも、担当者個人のリテラシーを見極めにいったほうが、結果的に良い採用ができるのでお勧めです。
もちろん、ここまで選定に手間はかけられないよ…、という企業様の場合は、前述した軸を参考に、自社にフィットする代理店を選定いただければと思います。
まとめ
本記事では、Indeed掲載をする際に、どのように代理店を比較するかや、代理店掲載のメリットについてご紹介しました。
近年、Indeedを利用する企業様が増加しており、運用効果を出すための難易度は益々高まっており、Indeedに代理店を依頼するメリットはますます高まっています。
Indeed掲載にお困りの企業様はぜひ、お問合せくださいませ。
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