そもそも検索アルゴリズム(表示順位)とは?
Indeedに求人情報を掲載するうえで、知っておきたいアルゴリズム。
このアルゴリズムを理解することで、自社の求人を上位表示させる取り組みを知ることができます。Indeedのアルゴリズムは、一般的に、入力したキーワードに対して最適な結果を見つけ出し、その掲載順位を決定するプログラムの仕組みを指します。
Indeedにおける検索アルゴリズムの仕組み
Indeedでは、無料掲載で上位表示させるためのアルゴリズムは公開していません。
しかし、Indeedはーザーが入力キーワードに最適な検索結果が表示される検索アルゴリズムと考えられます。ここでは、それを踏まえたIndeedのアルゴリズムの仕組みを解説します。
無料掲載と有料掲載で共通するアルゴリズム
Indeedの運用は、求職者ニーズの高いキーワードをコンテンツに盛り込むことが重要になります。
Indeedは入力された―キーワードを分析し、ユーザーの意図に関連性の高いウェブサイトをランク付けする仕組みになっています。Indeedの検索窓は、「勤務地」「雇用形態・こだわり」「キーワード」の3つで構成されていますが、これらに対応したキーワードをコンテンツに組み込むことで、検索上位を狙うことが可能です。
Indeed無料掲載で知っておきたい定期更新の重要性
一般的なナビサイトとは違い、Indeed(無料掲載)の掲載期限は定められていません。しかし、掲載日が新しいほど、「新着」の情報として検索上位に表示されやすい傾向があるため、求人情報を定期的に更新することが重要になります。ただし、検索順位を操作する目的で、求人情報を頻繁に更新する行為は掲載基準に抵触し、求人情報が表示されなくなる恐れがあることに留意が必要です。Indeedからの公式な発表はありませんが、一般的には2週間から1ヵ月の更新頻度がよいとされています。
(※参考)Indeed Japan 株式会社:「Indeedで求人情報が表示されない理由。掲載基準を見直してみよう」
クリック単価が影響する!?Indeed有料掲載のアルゴリズム
p> 有料掲載(スポンサー求人)の場合は、クリック課金型のため、「クリック単価」が検索順位に影響します。このクリック課金型とは、求人情報のクリック数に応じて利用料金が変動し、単価が高くなるほど露出が増える仕組みです。クリック単価の相場は、職種・雇用形態で異なるため、自社の予算や採用目標人数、競合との関係性を考慮して、クリック単価を決定することが重要です。
クリック単価について詳しく知りたい方は、「Indeed(インディード)の求人掲載料金、クリック単価、代理店の費用など解説。」の記事を参考になさってください。
Indeedで上位表示させる2つのポイント
ここからはIndeedで上位表示させるポイントをお伝えしていきます。
【無料】【有料】それぞれのキーワード対策
ここでは、Indeedのアルゴリズムで重要となるキーワード対策を解説します。
【1】アプリ版「人気の特徴・こだわり検索」のキーワードチェック【無料】
キーワード対策で重視すべきポイントとして、「フリーキーワード検索」があります。
このフリーキーワード検索は、求職者が希望条件を入力するもので、求職者における働き方ニーズそのものになります。
このキーワード調査方法として、アプリ版「発見機能」「人気の特徴・こだわり検索(発見ページ内)」があります。これらは、スマートフォンアプリのみに提供されている求職者向けの機能で、求職者の興味の高いキーワードを知ることができます。
【発見機能】
アプリ内の「発見」をタップすると、求職者向けのサポート情報が表示されます。この画面で、次のように急上昇したキーワードを知ることができます。
【人気の特徴・こだわり検索】
「発見」ページ内の「人気の特徴・こだわり検索」でも、求職者ニーズの高いキーワードを知ることができます。90以上のキーワードが表示されるので、自社の求人にマッチしたキーワードを探すことが可能です。
(※引用・参考)Indeed Japan 株式会社:「Indeed(インディード)で人気の検索キーワードから、求職者のニーズを読み解く方法」
【2】サジェスト機能で組み合わせキーワード候補をチェック【無料】
サジェスト機能を活用すれば、メインキーワードと一緒に検索されやすいキーワードを確認することができます。
このサジェストとは、ユーザーに適切なキーワードを提案する仕組みであり、入力されたキーワードに対し、自動的に関連するキーワード候補が表示されるものです。Web版とアプリ版の両方で使えますので、「検索窓」にメインキーワードを入力し、サジェストを確認してください。
次の例では、「事務」というキーワードに対し、「パート」「正社員」「事務職」など、関連性の高いキーワードがサジェストとして表示されたものです。サジェスト機能を活用して、メインキーワードと関連性の高いキーワードをチェックしましょう。
(※引用・参考)Indeed Japan 株式会社:「Indeed(インディード)で人気の検索キーワードから、求職者のニーズを読み解く方法」
【3】スポンサー求人で使える「人気キーワード」の独自分析【有料】
Indeedの管理画面では、Ineedの独自分析機能「採用市場レポート」を活用できます。この採用市場レポートは、自社が狙う職種・勤務地エリアに絞り込んだ人気キーワードのランキング調査が可能です。
次の例は、フリーキーワードが「広告運用」、勤務地エリアが「東京都」とした採用市場レポートです。画面下部に、この絞り込んだキーワードに対する「クリック数上位の人気検索キーワード」が表示されますので、採用したい職種・勤務エリアに適した高度な広告運用を実現できます。
このほか、次の項目も同時に閲覧できますので、積極的に採用市場レポートを活用しましょう。
- 採用難易度スコア
- 求人
- 求職者
- 求人あたりの求職者数
- 求職者のデバイス
- 平均給与
- 採用企業
- 人気採用企業
(※引用・参考)Indeed Japan 株式会社:(※引用・参考)Indeed Japan 株式会社:「Indeed(インディード)で人気の検索キーワードから、求職者のニーズを読み解く方法」
クリック率を向上させる
キーワード対策の次に重要なのは、検索結果一覧で求人のクリック率を高めることです。
ここで求職者にクリックしてもらえないと、Indeedのシステムは「この求人は求職者に求められていない」と判断して、表示回数を減らされてしまうおそれがあります。
検索一覧での対策方法は、以下の3点です。
【1.職種の文字数は27文字までに収める】
スマートフォンやパソコンなど、どんなデバイスでも確実に職種を読み取れる状態にします。
27文字以内に収めると、どんな環境で求人が閲覧されても、きれいに職種欄が表示されます。
重要な情報ほど、文頭にくるように書くのがコツです。
【2.Indeed内に「企業ページ」を作成する】
Indeedには、求人とは別に、企業の紹介ができるページがあります。
企業ページを作ると、検索一覧からのクリック導線が一つ増えるため、結果的にクリックされやすくなります。
参考: Indeedの企業ページとは?作り方や編集、企業ページプレミアムを簡単解説
【3.求人情報をできるだけ新しい状態に保つ】
Indeedは、新しく公開された求人情報ほど価値があると判断する傾向があります。
これは古い求人ほど募集が終了している(受付終了した求人=求職者にとって価値がない)可能性が高いためです。
求人の左下に、求人の公開時期が表示されていますので、この表示を30日以内の状態にキープしていただけると、求人が求職者に表示されやすくなります。
※まったく同じ内容の求人を再投稿して、日付を操作することは推奨されていません。最悪の場合、ペナルティを受ける場合もありますのでご注意ください。
求人更新時には、求人内容(文面)の見直しもおこなうよう心がけてください。
求人掲載ルールについては、以下の記事を参考になさってください。
参考:Indeedアカウントの削除方法を解説! 掲載したいのに掲載できない場合の原因もご紹介!
求人の閲覧者を、いかに惹きつけ応募に導くか
求人が検索一覧に表示され、一覧で求人をクリックしてもらい、いよいよ求人内容の詳細も読んでもらえました。
さて、ここで応募につながるかどうか。
一覧画面のときと同様に、応募率が低すぎる求人情報も、Indeedからは「価値のない求人」と判断されて、表示回数を減らされてしまいます。
これまでのステップで、できるだけ自社にマッチした人材に求人を見てもらえるように工夫してきましたが、ここからはさらに、そのマッチした人材に「この会社で働いてみたい」と思ってもらうための工夫が必要になります。
たとえば弊社クイックの求人内容は、以下のような文面になっています。
こちらは仕事内容の部分を抜粋しただけで、実際には待遇欄の記述なども含めると、さらにボリュームが多くなります。
手間はかかりますが、本気で採用に取り組むのであれば、特に仕事内容については詳細に記載することをお勧めします。
キャンペーンやアカウントの構造も意識する
Indeedの求人情報の管理体系は、図のようになっています。
各求人情報をまとめたキャンペーンという枠組みがアカウント(企業)内に複数あるという考え方です。
各求人情報の運用状況は、キャンペーン全体に影響を与え、キャンペーンの運用状況が、アカウント(全体)にも影響を与える構造です。
求人の表示回数「だけ」を追い求めることは無意味
Indeedを利用する目的は採用成功です。
Indeedを指南する情報の中には、とにかくたくさんのキーワードを入れて検索にひっかける(表示回数を増やす)ことを勧めるようなものも見受けられますが、これは正しい手法とはいえません。
図をご覧いただくと分かりやすいですが、表示回数は採用成果を上げるために、いくつかあるステップの一つです。
「自社とマッチする人材」に求人が表示されることが大事で、まったく関係ない人材に求人を表示させたところで、決してその後のクリック⇒応募にはつながりません。
そして結果的に、クリック率や応募率の低い求人は、Indeedのアルゴリズムの影響を受けて、表示回数を減らされてしまいます。
求人の表示回数(上位表示)だけを意識して対策しても、思うような結果が出にくいのはそのためです。
<NG例>
営業職の募集に「事務」というキーワードを入れたところ、求人の表示回数が増えた。しかし、応募率は下がってしまった。
⇒募集職種に関係ないキーワードを入れた場合、表示は多少増えたとしても応募にはつながりにくい
<OK例>
営業職の募集に、扱う商材についての詳しい情報や、実際に働く人の前職などを記載した。表示数が増加し、応募率も若干アップした。
⇒募集職種に関連する情報を記載することで、表示回数も応募数も増加している
補足:有料掲載での上位表示の考え方
無料版と考え方は同じです。
そこにクリック単価の大小が関わってきます。
求職者のニーズに合致しており、かつクリック単価も高い求人情報ほど、有利な位置(上位)に表示されます。
目立つ位置にあるスポンサー枠に求人を掲載することで「求人の表示回数」を爆発的に増やせるのが、Indeedを有料利用するメリットです。
ただ、表示回数が増えても、クリック⇒応募につながらなければ意味がないのは、無料で運用する場合と共通です。
※たとえ有料掲載であっても、人気のない求人は表示回数が減らされ、クリック単価もどんどん高くなっていきます。
クリックしたいと思わせる求人情報、応募したいと思わせる求人情報。
この2つを兼ね備えて、はじめて有料化の効果を発揮できる点にご注意ください。
Indeedでは、採用設計が上手な企業が優位に立てます
小手先のテクニックで表示回数を増やしても、応募につながらない求人は、結局、表示回数を減らされてしまうのがIndeedの仕組みです。
どんな採用ターゲットに、どんなメッセージを投げかければ求人に応募してもらえるのか。
精密に設計して求人情報を投稿できた企業ほど、費用をおさえて採用成功することができます。
「Indeedを始めてみたけれど、思ったような効果がでない」とお悩みの企業様は、ぜひ一度、自社の求人情報を見直してみてください。
弊社クイックはIndeedの認定パートナーで最高ランクとなる「プラチナパートナー」です。
その他にもIndeedについての質問・疑問などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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