経営理念に共感した候補者を採用するために重要なこと
経営理念に共感した学生さんを採用したい企業様が採用設計にあたり注意すべき点は3つです。
①パーパスや経営理念をまず認知させること
②パーパスや経営理念を「肌で体験」してもらえるコンテンツを用意すること
➂パーパスや経営理念について何度も違う角度でコミュニケーションを積み重ねること
ここから、それぞれの内容についてご紹介いたします。
※クイックでは採用CX(Candidate Experience(候補者体験))という考え方を大切にしています。
そのため、こちらの記事においても「候補者」という言葉を使用しています。
パーパスや経営理念をまず認知させること
1つ目は、パーパスや経営理念をまず認知させることです。
求人広告や人材紹介会社、HPなど、候補者が企業様と接点を持つタイミングで、
「パーパス」や「経営理念」を知ってもらうことが重要です。
そのときに、候補者の方に印象付けたいのが、
「パーパス」や「経営理念」の中身というよりは、
”「パーパス」や「経営理念」を大事にして経営している会社”というイメージです。
パーパスや経営理念を「肌で体験」してもらえるコンテンツを用意すること
2つ目は、パーパスや経営理念を「肌で体験」してもらえるコンテンツを用意することです。
「パーパス」や「経営理念」は抽象化された内容が多いため、
学生が「こういうことなんだ!」ということを実感を伴って理解できない可能性があります。
そのため、インターンシップを中心とした体験の場で、
「パーパス」や「経営理念」を織り込んだワークショップなどを企画することをおすすめしています。
特に、「経営理念」の中の行動指針にフォーカスしてワークショップを組み込むことが重要です。
それにより、「こんな行動を大事にして日々仕事をしているんだ」ということを候補者に”具体的に”理解してもらいやすくなります。
学生へのフィードバックの内容にも「パーパス」や「経営理念」を織り込んで欲しいと思います。
パーパスや経営理念について何度も違う角度でコミュニケーションを積み重ねること
3つ目は、パーパスや経営理念について何度も違う角度でコミュニケーションを積み重ねることです。
パーパスや経営理念を認知してもらい、肌で体験できるコンテンツを経験してもらったとしても、実際の面接や面談で話す従業員が「パーパス」や「経営理念」を語れなければ、候補者の期待を裏切ってしまいます。
面接や面談を行なう若手社員、現場Mgr、役員など様々な従業員が、それぞれの立場から「パーパス」や「経営理念」を自分の言葉で語ることが重要です。
異なる従業員からの語りかけを採用プロセスの中で何度も何度も刷り込んでいくことで候補者の理解が深まり、ひいては「パーパス」や「経営理念」への共感を醸成することができます。
最後に
3つのポイントについてお読みいただいた皆さんはご理解いただけていると思いますが
候補者の方々に対して、自社の「パーパス」や「経営理念」への共感度を
採用プロセスの中で”育てていく”ということが大事です。
採用プロセス内でうまく育成できた候補者の方々は仮に新卒の学生であったとしても、
入社後は「パーパス」や「経営理念」の体現者として即戦力になってくれるはずです。
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