Indeed(インディード)とハローワークの概要
Indeed(インディード)とは?
「仕事探しはインディード♪」のCMで認知度を急拡大したIndeedは、自社HPや求人媒体に掲載した求人情報を自動的に収集・表示をするタイプの求人サイトです。世界60カ国以上で展開され、日本国内では月間約3,050万以上*のPVを誇ります。
*SimilarWeb, 総訪問数, 2024年1月
2004年にアメリカで設立されたIndeed株式会社は、2012年にリクルートホールディングスに買収され、現在はリクルートホールディングスの子会社となっています。
一般的な求人サイトと異なり、検索窓に「検索キーワード」と「地域」を記入して検索することにより、求人原稿を表示させる点が特徴的です。
ハローワークとは?
ハローワークは、正式には「公共職業安定所」と呼ばれ、国によって運営されています。令和5年4月1日時点で全国に544所あり、1万人を超える職員と2万人を超える相談員が在籍しています。
ハローワークの提供求人件数は令和4年度末時点で約126万件であり、令和4年度実績では就職件数は122.6万件となっています。
特に、最近では「ハローワークインターネットサービス」が登場し、オンラインでの仕事探しが可能になり、より便利さが増しています。
ハローワークへの掲載方法は、以下の記事をご参考ください。
参考:https://saiyo-salon.jp/knowhow/hellowork-keisaihouhou/
Indeed(インディード)とハローワークの共通点
無料で掲載できる
どちらも求人情報を無料で掲載できる点が大きな共通項です。初期費用や成功報酬などの追加費用がかからないため、予算を抑えつつ求人を掲載できるのが魅力です。
自分で原稿作成をする必要がある
Indeedやハローワークでは、企業様が自社の求人原稿を作成する必要があります。そのため、応募を獲得するための原稿を作成するためには、原稿作成に関するノウハウやスキルが必要です。
ただし、Indeedは代理店に運用費を支払うことにより求人原稿の作成を依頼することが可能です。
WEB上でさまざまな業務を実行できる
どちらもWEB上でさまざまな業務を実行できる仕組みを提供しています。これには、求人原稿の作成や修正、応募者管理から応募者連絡に至るまでさまざまな機能を含みます。
これにより、柔軟かつ迅速な対応が可能です。
Indeed(インディード)とハローワークの違い
Indeedとハローワークの違いについて、以下の表に整理しました。ここから、それぞれの詳細についてご紹介します。
求人情報の伝達性
ハローワークの露出度はインターネット上での表示が少なく、求人媒体の求人広告機能(有料掲載やオプションなど)がないため、露出が制限されます。
一方でIndeedは求人数世界No.1を誇り、SEO対策も行っているため、GoogleやYahoo!での求人検索時に上位表示されやすいです。有料掲載をすることでより表示順位を高めることも可能であり、求人情報を多くの求職者に伝達することが可能です。
求人原稿に記載できる文字数
ハローワークでは求人票に記載できる文字数が900文字程度に限定されているため、求職者にアピールできる量が限定的です。
一方でIndeedでは文字数制限が数万文字であり、企業の魅力や特徴について自由なPRが可能です。
求人の掲載期間
ハローワークの求人掲載期間は約3ヶ月間であり、申込月を含む翌々月末までとなっています。そのため、できるだけ長く求人掲載をしたい場合には、掲載開始のタイミングが月末とならないように注意する必要があります。
ただし、あと少しで採用の目途がつきそうな場合には、1か月間の延長を申し込むことが可能です。
一方でIndeedには掲載期間に制限がなく、求人掲載をし続けることが可能です。ただし、Indeedの表示順位には情報の新しさも影響を与えるため、定期的な情報更新や原稿の新着化を行う必要があります。
詳しくは、以下の記事をご参考になさってください。
https://saiyo-salon.jp/knowhow/indeed-muryoukeisai/
応募がこない時の打ち手
ハローワークでは応募が来ない場合に実行できる手段が限られています。原稿表示などに関する対策が打てないため、求人原稿の修正や募集条件の見直しなど、限られた選択肢しか存在しません。
一方でIndeedでは有料掲載を行うことにより、手軽に掲載効果を高めることが可能です。また、掲載データを確認、分析した上での求人原稿の見直しができるため、効果的な対策が可能です。
掲載地域について
ハローワークは、地場採用に強いことが特徴です。掲載する求人は勤務する地域の求人に限られ、また、求職者が求人検索をする際に希望する勤務地の記載が必須となっています。そのため、特定の地域で勤務したい方を採用することに長けたサービスとなっています。
一方でIndeedはキーワード検索がベースとなっており、さまざまな地域からの応募獲得が期待できます。
企業ページについて
ハローワーク上に記載できる企業情報は、住所や最寄り駅など、基本的な情報に限定されています。
一方でIndeedでは求人原稿の他に企業ページを作成することができ、求人情報をアピールする求人原稿に加えて企業ページ上にて会社としての魅力をアピールすることが可能です。
WEB面接
前述した通り、ハローワークとIndeedはどちらも管理画面上にて応募者との連絡を行うことができます。
更にIndeedでは、管理画面上にて無料のWEB面接機能を利用することが可能です。WEB面接を行うことにより、応募獲得後の面接実施率の向上や工数削減、交通費を支給する必要がなくなることによる費用削減などが期待できます。
助成金・補助金について
ハローワークは、厚生労働省が運営する総合的な雇用サービス機関です。ハローワークを通じて採用される場合、特定の条件を満たす企業は厚生労働省からさまざまな助成金や補助金を受け取ることができる場合があります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
事業主の方のための雇用関係助成金|厚生労働省
一方、Indeedは民間の営利企業が運営する求人サイトであり、助成金や補助金の提供はありません。Indeedは求職者と企業を結びつけるプラットフォームとして、広告や掲載料を通じて収益を得ています。
したがって、ハローワーク経由での採用では、特定の条件を満たせば助成金や補助金を受け取る可能性がありますが、Indeedを利用する場合はそれらの制度は存在しません。
Indeed(インディード)とハローワーク、どちらに求人を掲載するべきか?
ここまで、Indeedとハローワークの共通点と違いについてご紹介しました。それでは、どちらのサービスに求人掲載をするべきか、どのように決めればよいでしょうか。
結論として、Indeedとハローワークの両方に求人を掲載することをおすすめします。
理由は、Indeedとハローワークを併用することにより応募数の増加が期待できるからです。Indeedとハローワークはどちらも無料掲載が可能であるため、金銭的なリスクを抱えることなく応募数を増やすことが可能です。
ただし、両方に掲載する際には、工数の増加と応募者管理の複雑化が懸念されます。
特に後者の場合、応募者対応が遅れるなど応募獲得後のフローに支障が出てしまうと、せっかくの応募が面接や採用に繋がらないことになりかねません。
そのため、応募者管理の体制を整理し、円滑な対応ができるようにする必要があります。
一方、どうしても併用することが難しい場合には、これまでの比較において明らかになった通りIndeedの掲載メリットが多いため、Indeedを主として活用することをおすすめします。
ハローワークに掲載するとIndeed(インディード)にも掲載される?
ハローワークは、掲載依頼があった求人のみを掲載する求人媒体ですが、Indeedは世の中に広がる求人情報をクローリングによって集めている求人サイトです。
参考:Indeedのクローリングとは?仕組みや条件、申請方法を解説!
そのため、ハローワークに掲載された求人情報はIndeed上にも自動的に掲載される可能性があります。
ここで重要なポイントは、ハローワークに掲載された求人情報がIndeedにも自動的に掲載されるかどうかです。実際、ハローワークに掲載される求人がIndeed上にも表示される可能性は十分にあります。しかし、これは確約されたものではありません。なぜなら、ハローワークとIndeedは独立したプラットフォームであり、必ずしも連動しているわけではないからです。
従って、ハローワークに掲載した原稿はIndeedに掲載される可能性があるものの、あくまで併用することを前提にしていただくことをおすすめします。
まとめ
本記事では、Indeedとハローワークの共通点や違いについてご紹介しました。記事内でもご説明した通り、Indeedとハローワークは併用利用していただくことで応募効果を最大化させることができます。
弊社クイックの求人管理システムQ-mateを活用して求人情報をIndeedに連携させることで、応募数の増加や応募者管理が容易になります。
Q-mateにご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
参考:採用・求人管理システム|Q-mate(キューメイト) | クイックの採用サロン
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