物流倉庫業の採用市場
まずは、物流倉庫業の採用難易度について解説します。
採用難易度を把握するために必要な指標の1つに、「有効求人倍率」があります。
これは、企業の求人数を求職者数で割った数で、「数字が高い程競争が激しく、採用が難しい」と判断することができます。
物流倉庫業の有効求人倍率
物流倉庫に関連する職種の有効求人倍率は以下の通りです。
倉庫作業員 | 0.58倍 |
ピッキング作業員 | 1.08倍 |
積卸作業員 | 4.42倍 |
梱包作業員 | 1.44倍 |
(参照:厚生労働省 職業情報提供サイト 令和3年度)
有効求人倍率は0.8倍を超えると採用が難しくなると言われています。
全職種でも1.06倍*とその基準を超えている中、輸送・機械運転の職業の有効求人倍率は1.85
倍を示しており、厳しい数値です。
*一般職業紹介状況(令和4年5月分)について
そのため、物流倉庫業の採用に苦戦する企業様が多くいるのです。
では、なぜ物流倉庫業の人手不足はこれほど深刻になっているのでしょうか?
物流倉庫業の採用難易度が高い理由
物流倉庫業が人手不足になっている原因を2つお伝えします。
需要の増加
下記データにて、宅配便取扱量の推移を示しております。
EC市場の拡大等により宅配便の取り扱い個数が増加しています。
その一方、顧客の様々なニーズに対応するために多くの品種を少量ずつ生産する(=多品種小
ロット)方式が主流となっており、需要は増加するものの生産効率の向上は見込みづらくなってお
ります。
待遇改善の難しさ
大手ECサイト間の競合激化により、配送料金の値下げや当日配送が常態化しております。そのため、待遇改善が進みづらく、倉庫業の求職者獲得が難しい状況が作られています。また、24時間体制を採用している倉庫も多く、物流倉庫で勤務する方の肉体的な負担は大きいです。そのため、人材募集を行っても短期間で辞めてしまうということが物流倉庫での人手不足の原因
の1つです。
このように採用難易度が高い物流倉庫業ですが、そんな中でおすすめ出来るのはIndeedです。
ここからなぜ、物流倉庫業の採用にIndeedが適しているのかをご説明いたします。
なぜ物流倉庫業の採用にはIndeedなのか
採用難易度の高い物流倉庫業において採用するには、Indeedが適しています。
CM等で近年急速に知名度を高めているIndeedですが、その内容をきちんと理解されている方は意外と少ないのではないでしょうか。
ここから、「なぜ物流倉庫業の採用にIndeedが適しているのか」について解説します。
関連:Indeed(インディード)とは? 採用成功させるための情報まとめ|仕組み・費用・効果など
複数職種の同時募集が可能
物流倉庫では、「フォークリフト運転作業員」や「こん包作業員」、「ピッキング作業員」など、様々な職務の方がお仕事をします。
そのため、複数職種を同時に募集する機会も多いかと思います。
Indeedは複数職種の同時募集が可能なサービスです。異なる求人案件であれば、何原稿でも掲載ができます。
原稿の掲載開始や停止も随時できるため、必要な職種のご掲載に柔軟に対応することが可能です。
キーワード検索で原稿を探す
2つ目はIndeedの検索方法がキーワード検索であることです。Indeedでは、「検索窓」と呼ばれるボックスに「キーワード」と「勤務地」を入力
して求人を検索します。
物流倉庫業業務に関する資格は様々あります。Indeedでは資格を記入して検索することも可能であるため、求職者と企業のミスマッチを防ぐのに適しています。
そのため、「フォークリフト運転技能者」や「ロジスティクス経営士」のように、必要な資格の種類を入力して求人検索ができるIndeedが物流倉庫業募集に適しています。
また、追加料金なく写真を5枚まで添付することもできるため、倉庫や製品、使用する機器など仕事を始める上で求職者が気になることを視覚的に情報を届けることも可能です。
様々な層にリーチしやすい
前述した通り、物流倉庫業の募集は競争が激しく、その難易度は非常に高いです。そのため、まず原稿を多くの求職者に閲覧される必要があります。
その点、Indeedは月間訪問者数が毎月4000万人と他メディアと比べて圧倒的に多く、求職者の閲覧数増加が期待できます。具体的な訪問者数は下記の通りです。
タウンワーク | 1,370万人 |
doda | 1,150万人 |
マイナビ転職 | 820万人 |
リクナビNEXT | 870万人 |
バイトル | 810万人 |
(参照:Similarweb, 総訪問数, 2022年6月)
Indeedは月間訪問者数が多いことに加え、求職者の検索履歴をもとに原稿を表示させるアルゴリズムが組まれています。
そのため、従来であれば「物流倉庫業」を検索しないであろう求職者であっても、応募見込みがあるとアルゴリズムが判断した際には原稿が表示されます。従って、採用ターゲットを広げ、より多くの求職者に原稿を届けることに適したサービスです。
上記3つの理由により、物流倉庫業の募集においてはIndeedがおすすめです。
Indeedでの効果出しポイント
それでは、具体的にどのようにIndeedを活用すればよいのでしょうか。
ここから、Indeedで効果出しをするためのポイントを3つご紹介します。
- 掲載案件を増やす
- 関連キーワードを入れる
- 原稿内容を踏まえたメリットを訴求する
掲載案件を増やす
前述した通り、倉庫内業務は職種が複数あることが多いです。掲載案件を増やしてしっかりと求職者に閲覧されるよう、求人案件ごとの原稿を作成することが肝要です。
例えば、「倉庫スタッフ」募集において仕事内容が人によって異なる場合、「ピッキング作業」、「検品スタッフ」、「仕分け作業員」などお仕事ごとに原稿を掲載することをおすすめします。
そうすることにより、求職者と仕事内容のミスマッチを減らせるだけでなく、原稿本数の増加により「表示回数」や「クリック数」、ひいては「応募数」を増加させる可能性があります。
関連キーワードを入れる
Indeedは「求職者の検索履歴」「検索ワード」「原稿内のキーワード」がうまくかみ合った際に原稿が表示される仕組みとなっています。
そのため、検索されやすいキーワードを原稿内に散りばめることで原稿が上位表示されやすくなります。
例えば「フォークリフトオペレーター」の募集では、次のようなキーワードがクリック数(=閲覧数)上位の人気検索キーワードです。
(参照:Indeed管理画面 2022年6月からのフォークリフトオペレーター求人の人気検索キーワード)
貴社の募集条件に100%合致するキーワードのみではなく、近しいキーワードも記載することにより、表示可能性が高まります。
ただし、応募に繋がらないクリックは無駄クリックと呼ばれ、いたずらにご予算を費消してしまいます。応募に至る可能性が高い求職者にアプローチできるようなキーワード設定が肝要です。
また、人気検索キーワードを踏まえた原稿設計をすることも可能です。例えば今回の場合、人気検索キーワードとして、「正社員」が2位にランクインしており、「アルバイト」のおよそ4倍のクリック率を誇ります。ここから、「フォークリフトオペレーター」の求職者が安定して働きたいという思考が読み解けます。
そのため、業界や会社に関する将来性の高さについて原稿に盛り込むことなど、フォークリフトオペレーターの志向性を踏まえたうえでの原稿作成をすることが可能です。他にも、「中高年」や「60歳以上」、「シニア」などのワードが人気検索キーワードに散見されることから、高齢者層にまで採用ターゲットを広げることで採用がかなりしやすくなることが見て取れます。
仕事内容を踏まえたメリットを訴求する
どの求人募集においても、仕事内容を充実させることが応募の獲得に重要です。その際、貴社の魅力の伝え方について下記の例えば、一般的な倉庫業では「モクモクと」作業することが多いと思いますが、その場合、下記のようなアピールの仕方があります。
『モクモク・コツコツと作業をするのが好きな方に向いています。就業中、会話をすることもほとんどないので人間関係のストレスなし!』
一方で就業中の会話がある場合は、例えば次のような文章を盛り込むことで働き方のアピールができるでしょう。
『倉庫内の作業ですが、モクモクと作業することはありません!和気あいあいとお仕事ができるので、楽しく働けますよ!』
このように、貴社の働く環境を踏まえた魅力の伝え方を採用することが可能です。
「モクモク」と働きたい方もいれば「和気あいあい」と働きたい方もいるので、貴社の魅力づけに加え、入社後ギャップを未然に防ぐことにもつながります。
他にも、「激務」であることがネックとなって採用に苦戦している場合、「だからこそ稼げる」という書き方をすることで求職者のニーズに合わせた原稿を作成することが可能です。
また、換気やエアコンなどの倉庫環境など、働く環境を基に原稿を打ち出すことも1つの手段です。しかし、自社の魅力が分からない」という採用担当の方からのお声も多く聞きます。
働いているスタッフは、何らかの魅力を感じているからこそ貴社で働いています。そのため、現場で働くスタッフにアンケートを取るなどして、貴社の魅力を見つけるのもおすすめです。
そのような時間が無い場合には、弊社の営業担当が丁寧なヒアリングから原稿作成・ご掲載までフォロー致しますので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回の記事ではIndeedを活用した物流倉庫業での採用について解説しましたが、スマホ応募が多いと見込まれるため応募フォームを簡素化すること、応募があった際にできるだけ早く応募者に連絡するなど、求人原稿以外の部分での工夫も重要です。
弊社クイックでは、Indeed関連の資料やセミナー開催もしておりますので、Indeedにお困りの企業様はぜひ、お問い合わせください。
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