参考にしたい採用動画9選
まずは、さまざまな企業の採用動画をタイプ別に紹介します。自社のイメージやコンセプトに合ったものがあれば、ぜひ参考にしてみてください。
かっこいい採用動画
【1】電通
※動画の公開が終了しています
大手広告代理店として知られる電通の採用動画です。「電通がつくるのは、前例のない未来だ。」というキャッチコピーと、同社が手がけたプロモーション作品、社員紹介、社内の様子がテンポよく切り替わっていく展開にエネルギッシュで前衛的な印象を受けます。
【2】水健
名古屋を拠点としている建築会社・水健の採用動画です。実際の業務や社員の様子の合間に企業メッセージが入っているというシンプルな構成です。登場する社員は、若手の方々がメインであることから、新卒の応募者に親しみをもたらす効果があります。
【3】リクルートホールディングス
※動画の公開が終了しています
人材メディアなどで有名なリクルートホールディングスの2016年度新卒向けの採用動画です。オフィスで働く人々の様子をすみずみまで撮影し、会社の全体像と実際に働くイメージをつかみやすくなっています。スタイリッシュなカメラワークで見る人を飽きさせません。
面白い採用動画
【4】LOFT
全国各地に店舗を構える生活雑貨の専門店・ロフトの採用動画です。「台本のないチーフ座談会」と題して、社員同士がリラックスした雰囲気で現場の本音を語っています。「土日休みに憧れる?」といった小売業ならではの話題もあり、求職者にとって知りたい情報が詰まっています。
【5】シーエー・モバイル
※動画の公開が終了しています
ウェブサイトやアプリなどのコンテンツ事業を展開しているシーエー・モバイルの採用動画です。「ベンチャー就活あるある」と題して、若手女性社員が同社の選考を受けて採用され、活躍するまでを追っています。就活時の本音に迫った内容も多いため、新卒者の興味を惹きやすくなっています。
【6】徳島県
徳島県の職員採用のためのプロモーションビデオです。地味、堅実という公務員のイメージを逆手に取って、やりがいを持って働く「戦う公務員」の姿を描き出しています。このようにギャップを生かした採用動画は求職者にインパクトを与えやすいです。
ドラマ性がある採用動画
【7】アーバンリサーチ
人気アパレルブランドを多数展開するアーバンリサーチの採用動画です。社員8名の仕事風景と志をドラマチックに演出しています。ナチュラルかつハイセンスな雰囲気は同社のイメージそのもので、ブランディング効果も感じられます。
【8】森下仁丹
医薬品や健康食品の製造販売を行う老舗・森下仁丹の採用動画です。中途採用を「第四新卒採用」と呼ぶ同社では、採用動画を通して「オッサン」に熱いメッセージを送っています。採用ターゲットの「オッサン」に合わせたノスタルジックな演出は訴求力抜群です。
【9】アイ・エス・アイソフトウェアー
企業向けのITシステムを展開するアイ・エス・アイソフトウェアーの採用動画です。「就活に意志が持てない」と不安を抱える若者が変わろうとしたところでストーリーは終わり、「気になる続きは説明会で」というメッセージが現れます。明確なエンディングを作らないことで求職者の探究心をくすぐり、説明会への参加を促す効果があります。
採用動画のメリット・効果とは?
採用動画は、企業にとってはもちろん、応募者や内定者にもさまざまなメリットがあります。
言語化しにくい情報を伝えられる
採用活動では、自社サイト・採用サイト、採用パンフレット、求人広告、会社説明会などを通して求職者に自社の魅力をアピールする必要がありますが、この際に活用されるのは文章や口頭説明といった言語化された情報がメインです。雇用条件や待遇などは文章のみで伝わりますが、社内の雰囲気や実際の働き方などは文章で伝えることが難しいケースもあります。採用動画はそうした言語化しにくい情報をわかりやすく求職者に伝えることが可能であり、その企業で働く自分を具体的に想像させることにつながります。
会社のブランディングにつながる
動画は訴求力が非常に高いツールであり、自社の認知拡大やイメージアップといったブランディングに効果的です。そのため、知名度が低く応募者が集まらない企業であっても、採用動画を使ったブランディングが成功すれば母集団形成や応募者増加が見込めます。
内定後の不安を軽減できる
採用動画では、普段のオフィス風景や社員の一日の流れなどを紹介するコンテンツがよくみられます。こうした情報は会社説明会や面接などだけではつかみにくいため、実際の職場環境を動画として可視化することで、内定者の不安や疑問が解消されることもあります。
採用動画の制作方法とコツ・ポイント
最後に、採用動画の具体的な制作の流れやコツについて説明します。
採用動画制作の4ステップ
【1】採用動画の目的を策定する
採用動画は、作る目的によって内容が変わってきます。そのため、まずは採用動画を通して何をしたいのか、どんなことを成し遂げたいのかを考えることが大切です。具体的には、「応募者を増やしたい」「入社後のミスマッチを防ぎたい」「自社のアピールポイントを明確に伝えたい」などです。また、会社説明会や採用サイトなど、採用動画を使用する場面を考えて、その時期に間に合うよう早めに計画を立てましょう。
【2】動画制作会社を選定する
動画制作を依頼する場合は、採用動画の制作実績が豊富な会社や、採用に関するノウハウがある会社を選びましょう。また、どの行程を制作会社に任せるかによって料金が大きく変わります。自社で素材を用意し、編集作業のみを任せる場合は30万円以内に収まることもありますが、台本の作成や撮影、コンサルティングやナレーションなども含まれる場合や、クオリティーにこだわる場合は100万円台になることもあります。
【3】素材を撮影する
自社で素材を用意する場合は、担当者がインタビュー動画や社内の様子を撮影します。インタビューを受ける社員のスケジュールや社内の動きなども関わってくるので、早めに予定を組み込みましょう。社内にクリエイティブ関連の制作を担っている部署があればそちらと相談するという方法もあります。制作会社に任せる場合は、責任者が撮影に立ち会います。
【4】編集を行う
撮影した素材をもとに編集作業に入ります。採用サイトやSNSに掲載する場合は1~2分程度、会社説明会や選考過程で使用する場合は5~10分程度の動画にするのが望ましいです。制作会社としっかりやりとりをして、自社ならではの採用動画を形にしていきましょう。
採用動画の制作で意識すべきコツ
目的に合わせて動画の種類を選ぶ
採用動画にはさまざまな種類があるため、応募者に伝えたいことに合わせて選ぶ必要があります。例えば、自社の事業内容や自社製品についての説明といった会社紹介がメインの場合は、会社の全体像やイメージを伝えるのに効果的です。ただし、この場合はクライアント向けの内容になってしまうことも多いため、応募者にとってわかりやすい内容にするのがコツです。社員のインタビューがメインの場合は、応募者に現場で働く自分を想像させる効果があり、入社後のミスマッチや早期離職を防止することが期待できます。
また、最近では応募先企業の福利厚生を重視するケースも多いため、オフィスで実際に働く様子や社員食堂でのランチ風景、社内イベントを楽しむ社員の姿などをメインにすることで、入社意欲につながることもあります。
「リアル」な魅力が伝わるように意識
採用動画では、映像ならではの自社のリアルな魅力を伝えることが大切です。採用動画を作るとなると、どうしても楽しそうな様子や仕事がうまくいった場面などポジティブな姿だけをピックアップしたくなります。しかし、こうしたシーンのみをピックアップしてしまうと、応募者は表面的な情報だと感じる場合もあります。また、一側面だけをアピールして採用してしまうと雇用後にミスマッチが起きかねません。
仕事に悩む姿や試行錯誤の過程などを見せることで求職者はリアルな内容だと感じ、「隠し事をしないで真剣に向き合ってくれる」と、企業に対する信頼感を高めてくれます。もちろんポジティブな面の方をより際立たせるような内容にすべきですが、リアルさを際立たせるスパイスとしてそれ以外の要素も取り入れると良いでしょう。
まとめ
採用動画は、文章や口頭では伝わらない自社の魅力を形にすることができることに加えて、ブランディング効果もあります。効率的な採用活動を行うためのツールとして、ぜひ取り入れてみましょう。
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採用動画制作
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