採用管理システム比較の決定版!料金、メリット、効果は? COLUMN

公開日:2019.11.26

更新日:2019.11.29

採用管理システム比較の決定版!料金、メリット、効果は?

採用管理システム(ATS)とは、母集団形成から応募者管理、選考、内定、入社までのさまざまな採用活動を一括管理するためのシステムです。採用候補者の数にかかわらず、紙媒体やExcelなどの手作業が必要となる管理方法ではミスが発生しやすく効率的とはいえないでしょう。

売り手市場である現在、応募者へのレスポンスの早さが人材獲得の成否に直結します。採用業務を効率化し、他社より先にマッチ度の高い人材を獲得するため、システム導入を検討してもいいかもしれません。

この記事では、採用管理システムのメリットと比較ポイント、新卒・中途・アルバイト採用に適した15のサービスを紹介します。

目次

採用管理システム、何のために導入するの?

普段の業務とは異なる管理システムの導入は、やや面倒に感じることがあるかもしれません。しかし、採用活動で適切な管理システムを使いこなすことの効果は、導入時の負担やストレスを大きく上回ります。

採用担当者にとってうれしいメリットは、主に以下の3点です。

採用業務効率化

採用管理システムで応募者の情報から選考状況まで一元管理することで、紙媒体や複数のツールを使い分ける時のような細かい事務作業を減らし、コア業務に集中することができます。他にもExcelの管理では入力した項目が多くなるにつれデータが重くなり操作性が下がってしまいますが、採用管理に特化したシステムであればそのような使いにくさもありません。

売り手市場ではちょっとした行動の遅れが採用の機会損失につながってしまうため、採用活動全体にかかる作業時間を短縮し、応募者へのレスポンスを早めることが大切です。採用管理システムでは履歴書などのデータ共有や応募者とのやりとりも集約され、効率よく採用を進めることができます。

進捗の共有

採用管理システムを利用することで、社内各所への連絡や報告を自動化することができ、ヌケ漏れを防止できます。スケジュールに登録した担当者にメールや社内チャットで通知する設定にしておけば、管理者が毎回リマインドをする手間も省けます。

また、採用管理者以外の進捗共有もすばやくできます。例えば現場の社員が面接を行った後に上司や人事担当者に個別に報告をあげるのではなく、採用管理システムに必要事項を記入し進捗を変更することで、関係者全員がリアルタイムで状況を把握できるようになります。

効果検証

各段階の記録が明確に残るため、採用活動終了後の振り返りに生かすことができます。蓄積されたデータをダウンロードし、分析用の資料に活用しましょう。

一元管理ができていない場合、採用活動の振り返りを行うには、まず採用結果の集計から始めなければいけません。内定者のフォローや入社準備などの業務に追われる中で、このような地道な作業には手が回らず、翌年以降に向けた改善に取り組めない懸念があります。

採用管理システムの比較ポイント

システム導入によるメリットを十分に享受するには、自社に適したサービスを選ぶことが不可欠です。ここでは押さえておくべきポイントを紹介します。

初期費用を抑えられるか

採用管理システムを導入して工数を削減したとしても、費用自体が高額だとコスト削減効果が薄れてしまいます。また、採用結果によっては費用を回収しきれない可能性もあるため、初期投資が少なく済むサービスを選ぶのがベターです。

採用数が少なければ従量課金制にする、標準機能が充実していてオプションの追加費用が必要ないものを検討するなど、費用を抑えられるポイントを探してみましょう。

企業規模に適しているか

採用管理システムでは、幅広い企業規模・ターゲットに対応したものから、特定の規模やターゲットに特化したサービスがあります。プランやユーザー数が自社の採用状況に合っていないと、機能やメニューを持て余したり、反対に不足が発生して追加購入が発生したりと余計な手間がかかる心配があります。

操作性、連携機能は十分か

インターフェースがわかりにくかったり、更新の反映が遅かったりすると、採用担当者や社員の利用率が低下し、せっかくシステムを導入しても有効に活用できません。操作方法の問い合わせ対応も、個々の返答は短時間で終わっても、累積では看過できない時間になってしまうことも。操作マニュアルやサポートが充実していて、「ユーザーにとって親切」なものが好ましいです。

また、意外と見逃しがちなのが、他のシステムとの連携です。すでに導入しているシステムを採用活動でも使用するのであれば、複数のシステムに同じ項目を手入力しチェックするといった二度手間を極力省けるよう、連携機能も確認しましょう。

いずれにしても、本格導入前にデモンストレーションをできるサービスであれば、使い勝手がわかって安心です。

採用管理システム15選【課題別】

ここからは、採用のターゲットと課題ごとにおすすめの採用管理システムをまとめて紹介します。比較検討の参考にしてみてください。

※サービス内容、料金等は変更になる可能性があります。実際に利用される際は、最新の情報をご確認ください。

効率的な中途採用ができる採用管理システム

リクナビHRTech 採用管理

サービス概要 転職エージェントとのやりとりを一括管理できる採用管理システム。候補者情報の自動登録、登録数無制限。日程調整や選考データの集計・分析もシステム上で完結できる。
企業規模 中~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
無料
Webサイト URL https://hrtech.rikunabi.com/ats/

ジョブスイートCAREER

サービス概要 中途採用実務に最適な機能に特化した採用管理システム。プライバシーマーク取得済で、情報漏えい対策も安心。応募・選考・集計の各機能に加え、リクナビNEXTなどとの連携も可能。
企業規模 小~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
月額5万円~
Webサイト URL https://jobsuite.jp/career/

HRMOS採用

サービス概要 採用工数の削減を後押しする採用管理システム。シンプルな採用管理機能と、データ分析が容易になる「可視化」がポイント。導入時に企業に適したプランを検討する。
企業規模 小~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
要相談
Webサイト URL https://hrmos.co/saiyo/landing_page_05.html

Cycle

サービス概要 採用業務の一元化と選考プロセスの可視化に力を入れている採用管理システム。応募者データの自動集約、自動返信やエントリーフォーム作成機能など、選考過程のさまざまな業務を自動化。採用単価計算も可能。
企業規模 中~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
月額7万円~
Webサイト URL https://www.enjapan.com/service/cycle_career/

HITO-Linkリクルーティング

サービス概要 オペレーション業務削減に役立つ採用管理システム。Indeedなどからのデータ自動取り込みや、紹介会社連携で作業時間を短縮。導入時にはヒアリングから環境構築、本格運用まで一ヶ月ほど。
企業規模 中~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
月額7万円~
Webサイト URL https://www.hito-link.jp/recruiting/

アクセスオンライン キャリア

サービス概要 新卒採用管理システムをベースに、中途採用に必要な機能をカバーした採用管理システム。紹介会社、転職サイト、採用イベントなどさまざまな経路からの応募を管理できる。応募数やユーザー追加による課金が発生しないため、大量採用を行う企業でも使いやすい。
企業規模 中~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
要相談
Webサイト URL https://careerlab.tenshoku.mynavi.jp/btob/lineup/aolc/1900/

学生にアプローチしやすい採用管理システム

採用一括かんりくん

サービス概要 学生採用のための機能が充実している採用管理システム。内定者フォロー(管理)機能ではログイン頻度などから内定辞退の可能性を予測し、アラートやチャットでフォローを促す。イベントの進捗管理機能もあり。
企業規模 小~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
1年契約で60万円+オプション
Webサイト URL https://www.career-cloud.asia/

MOCHICA

サービス概要 LINEとの連携で学生にアプローチしやすい採用管理システム。面接日程などの調整もLINE上で完結するため、学生とのコミュニケーションのハードルを下げやすい。採用管理の他に、モニター調査などにも応用可能。
企業規模 小~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
月額6万円(3ヶ月利用の場合)
※別途LINE@プロAIの申し込みが必要(32,400円)
Webサイト URL https://official.mochica.jp/

next>>

サービス概要 LINEとの連携で、学生のイベントのキャンセル率低減や内定辞退率減少に役立つ採用管理システム。学生のアンケート回答状況により表示メニューを切り替えるリッチメニュー機能や、出身大学や専攻でタグ付けできるグループ管理など、新卒採用をスムーズにする機能が充実。
企業規模 中~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
初期費用10万円
月額費用 39,800円(スタンダードプラン)69,800円(プロプラン)
Webサイト URL https://line-next.com/

i-web新卒採用モデル

サービス概要 シンプルな操作画面が特徴の採用管理システム。リクナビやOfferBoxなど利用者が多い媒体とのリアルタイム連動に加え、複雑な採用プロセスにも対応可能。業務代行サービスを併用できる。
企業規模 小~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
要相談
Webサイト URL https://www.humanage.co.jp/service/i-web/

MyRefer Campus

サービス概要 新卒学生のリファラル採用に特化した採用管理システム。内定者にマイページを付与し、ソーシャルギフト機能やポイント機能など「特典」をきっかけに内定者による学生の紹介を促進。
企業規模 小~中規模
初期費用・年間費用
(目安)
月額5万円~
Webサイト URL https://i-myrefer.jp/

ジョブカン採用管理

サービス概要 さまざまな企業規模の採用に対応する採用管理システム。セキュリティ対策やレポート機能、求人媒体からの自動取り込みなどが可能。システム上で求人ページも作成できる。
企業規模 中~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
初期費用無料
候補者登録数に応じ、月額8,500円~12万円
Webサイト URL https://ats.jobcan.ne.jp/

アルバイト採用に適した採用管理システム

バイトルマスター

サービス概要 アルバイト採用に特化した採用管理システム。複数媒体からの情報集約や面セル自動予約など、アルバイト採用にかかる工数を削減する機能を搭載。媒体ごとの効果分析ができるため、費用対効果の高い応募経路の見極めが可能に。
企業規模 中~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
要相談
Webサイト URL https://www.baitoru.com/pdt/master_pr/

ビズプラ採用管理

サービス概要 オンライン面接やIndeed、Googleしごと検索への対応など、アルバイト採用に使える多様な機能を備えた採用管理システム。応募者との連絡がフェードアウトしてしまうのを防ぐSMS機能を標準装備。
企業規模 中~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
要相談
Webサイト URL http://bizpla.com/saiyo/

ジョブオプLite

サービス概要 Indeedに求人情報を掲載できる採用管理システム。採用ホームページ作成や、応募者とのやりとりを含めた機能が無料で活用できる。
企業規模 小~大規模
初期費用・年間費用
(目安)
無料
Webサイト URL https://ats.joboplite.jp/

まとめ

採用管理システムには、無料で利用できるものから、自社に合わせたシステムを構築するものまで幅広いサービスがあります。内定を出すまでに選考を辞退されてしまったり、採用担当者の負担が大きく応募者の対応に集中できなかったりなどの課題を抱えている場合は、このようなサービスに頼ることも一つの手です。

採用課題を整理できていない、改善点を洗い出すためのサポートが必要といった場合は、採用コンサルティングで貴社の採用活動全体をサポートいたしますので、ぜひご活用ください。

監修/中森規仁

コピーライター、求人媒体の管理・運用職を経て、2011年クイックに入社。ディレクター・プランナーとして、求人広告や採用企画(採用プランニング・採用ツールのご提案)に携わっています。2018年より本メディアの編集・執筆も兼任。御用の方はこちらまで⇒nakamori-norihito@919.jp

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