面接や説明会で、学生(求職者)を惹きつけるトークができない場合の対処法。 COLUMN

更新日:2019.11.13

面接や説明会で、学生(求職者)を惹きつけるトークができない場合の対処法。

広告などを使い、せっかく学生(求職者)を集めても、説明会や面談で志望度を高めることができずに辞退が頻発してしまう。
こんな状況にお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ読んでいただきたい記事です。

順番に改善できるポイントをお伝えしていきますので、当てはまるところがありましたら、ぜひお取組みください。

目次

企業のメッセージが求職者に響かないのは、大きく2つの要因から

面談や説明会の反応が悪い場合、以下のどちらかに原因があることが多いです。

  1.  「聞かせる雰囲気」作りに失敗している
  2.  「メッセージ内容」そのものに課題がある

 

以下、順に解説していきます。

(1)「聞かせる雰囲気」作りに失敗している場合

求職者を惹きつけるためには、まず、こちらの届けたいメッセージを求職者にしっかりと受け取ってもらわなければなりません。

その聞かせるための雰囲気作りの巧拙によって、同じ話をしても結果が大きく変わることがあり得るため、まずはその点についてお伝えしていきます。

アイスブレイクの会話は意外と重要

これは個別面談・説明会を問わず重要です。
求職者の緊張をほぐすことで、有意義なコミュニケーションが生まれやすくなります。

弊社でよくやっているのは、冒頭で面接官・登壇者が積極的に自己開示することです。
自分の略歴や出身地、大学、趣味など、人となりが伝わるような話をします。

説明会の場合は、当てはまる人に手を挙げてもらうなどして双方向のコミュニケーションにつながるように意識して運営しています。

話者に親近感をもってもらえると、その後の、会社説明を前向きな気持ちで聞いてもらいやすくなりますから、仮にまったく同じ内容を伝えたとしても、アイスブレイクの有無によって受け手側の印象はまったく違う結果になるのです。

面接や説明会の「雰囲気」にもこだわる

たとえば面接を行う際に、求職者と距離が近すぎたり離れすぎたりしていませんでしょうか。
理想の距離感は、1.2m前後くらいだと言われています。

面談を行う場所の影響も無視できません。
事務所の一角で他の社員の目があるなかだと、求職者を不必要に緊張させてしまうおそれがあります。
応接用の落ち着いて話せるスペースを確保して行うことが理想です。

説明会であれば、集客人数に合わせた広さの会場を確保することを意識してください。
詰め込み過ぎると窮屈で不快感を与えてしまう一方、ガランとしていると不人気企業のような悪印象を与えてしまいます。

席の配置も、長机に個別に着席するスクール形式なのか、大きなテーブルをいくつか用意して、グループワークができるような配置にするのかで、
登壇者との距離感や緊張度合いをある程度コントロール可能です。

その他にも、会場にBGMを流すことで、開演前のシーンとした嫌な緊張感(話しづらい感じ)が緩和され明るい印象を与えられるなど、ちょっとした工夫をするだけで会場の雰囲気はずいぶん良くなります。

採用側も、アピアランス(見た目の印象)を高める努力を怠らない

よくあることなのですが、求職者側には姿勢や身だしなみなどを求めるのに、人事側はそれが全然できていないことがあります。

面接も説明会も、企業側が求職者を見ているように、
求職者側もまた企業を見ています。
特に新卒採用においては、学生と頻度高く接する人事担当者のアピアランスが重要です。

服装、髪型、におい、コンディション(つかれ顔など)には、特に気を配ってください。

第一印象で「この会社はないなー」と思われてしまったら、そのあとにどれだけ頑張って話をしてもリカバーは効きません。

普段は完璧にできている方でも、説明会やイベント等で全国を忙しく飛び回っていると、アピアランスは崩れがちなのでご注意ください。

(2)「メッセージ内容」そのものに課題がある場合

どんなターゲット(求職者)に対して、どんなメッセージを伝えるのか。
きちんと計算して面談や説明会を実施している企業は、驚くほど少ないのが現実です。

もしも的外れな情報提供をしていた場合、どんなにリハーサルで練習を重ねたとしても、思うような結果を得ることはできません。
せっかくの努力がもったいないことにならないよう、ぜひ以下の項目を一つひとつ点検してみてください。

新卒採用では、時期に合わせて話す内容を変える必要がある

新卒採用においては、学生さんの状態が大きく前半後半の2段階に分かれます。

前半はいわゆるインターン期です。
インターン期の学生さんに、個別の会社の説明を熱心にしたとしてもあまり興味を持ってもらえないことがあります。
興味を持ってもらえないというよりも、学生さん側にまだその内容を判断できるだけの見識がない状態ですね。

インターン期にまず必要なのは、
貴社の所属している業界について理解してもらうこと。

自社のことを伝えるにしても、まずは前段で業界について理解を深めた上で、業界のなかの位置づけで言うと、自社はこうでこんな特徴で…という流れで話をすれば、受け入れてもらいやすくなります。

後半は、年が明けて募集要項が正式オープンし始める3月以降。
ここからは個社の特徴や魅力をいかに具体的に伝えられるかが求められます。

逆に、この時期に業界説明のようなコンテンツを中心に据えていると、学生さんに「内容が薄い」と受け取られてしまう可能性もあります。

また、学生さんの興味関心の移り変わりは、早期から活動を始める優秀層ほど移行タイミングは早い傾向にあります。自社の求める学生さんの傾向に合わせて微調整ください。

説明会の内容は、ホームページの内容と重複しないようにする

学生に響かない説明会のよくあるパターンがこちらです。

もちろん、学生さん全員がしっかり予習してきているとは限りませんので、冒頭で簡単に自社の紹介をすることは必要です。
しかし、説明会全体を通じて、ホームページと同内容の語りに終始してしまうと、非常に退屈な説明会になってしまいます。

ポイントは、せっかく足を運んでもらった労力に見合うだけの、
「ならでは感」を演出すること、そして、「ここだけの情報」を提供してあげることです。

説明会プログラムの詳細については、こちらの記事で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

面談や説明会には、ゴール(目的)を設定しておく

面談であれば、特に方針を定めず、相手の話に合わせて出たとこ勝負。
説明会であれば、会社の説明をひと通り流して終了。
ここまで極端でなくとも、上に書いた内容に近い状態になっていることは意外と多いのではないでしょうか。

面接や説明会では、できれば明確にゴールを決めて望んでいただきたいと思っています。

・自社と言えば〇〇という認知をもってもらう
・〇〇の点で魅力がある会社だと感じてもらう
・仕事内容のすり合わせを行って、次回、給与交渉できる状態までもっていく
…など

たとえば、上記のような目標を設定して、その状態を実現するためにはどんな会話をしていけば良いかを逆算で考えていくようなスタイルがお勧めです。

最初から上手くいくことはなく、繰り返し試行錯誤することで自社のスタイルを見つけていく、という作業になるかと思います。

採用ターゲットと自社の強みを明確にする

学生や求職者を惹きつけられない原因をたどると、最終的にこの課題にたどり着くことが多いです。

自社にとって必要な人材はこんな人材で、その人に対して、うちが強みとして語れるのはこんなことだ、という採用の指針は明確でしょうか。

これを最初の段階で決め切っていないと、相手に合わせて対応をコロコロ変えることになってしまいます。
そうなるとブランディングに欠かせない一貫性が失われ、学生からは魅力の薄い企業だと認識されてしまいます。

面談でも説明会でも、自社の求める人物について堂々と語りましょう。合わない人が入社したら、会社にとっても相手にとっても不幸です。

スタンスを明確にすることで、離れていく人がいる一方で、魅力に感じてくれる人もいるはずです。
大事なのは1本軸を決めたら、そこからブレないことです。

面談や説明会で、コミュニケーション力よりも大切なこと

面談や説明会で相手を惹きつけることは、コミュニケーション力に自信のない方にも可能です。

そのために一番有効な方法は、相手が興味を持つ内容を話すこと。
人は自分が聞きたいと思う内容であれば、積極的に聞こうと前のめりになるものです。

相手が興味を持つ内容を話すためには、事前準備が大切になります。
最後にご紹介した「採用ターゲットと自社の強みを明確にする」こともその一つ。

これは、より具体的に表現すれば、
「採用可能性のある人材に対して、自社のどんな魅力をお伝えすえれば喜んでもらえるか」
を考える作業とも言えます。

以下に、考える際のヒントになる記事を2本ご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
面談や説明会で何を伝えれば良いのか、閉塞感を打破できるヒントをご提供できる内容になっていると思います。

 

→上記について、弊社では少額から実施可能なコンサルティングサービスも実施しています。
 詳細は以下の資料をダウンロードの上ご確認ください。

編集・執筆/中森規仁

コピーライター、求人媒体の管理・運用職を経て、2011年クイックに入社。ディレクター・プランナーとして、求人広告や採用企画(採用プランニング・採用ツールのご提案)、Indeedなどの広告運用に携わっています。2018年より本メディアの編集・執筆も兼任。

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