OJT研修とは?実施内容やOJTを効果的に実施するポイントも紹介 COLUMN

公開日:2021.10.12

更新日:2022.02.17

OJT研修とは?実施内容やOJTを効果的に実施するポイントも紹介

新入社員の教育としてOJTを実施している企業の人事ご担当者様の中には、OJTがうまくいっていないとお悩みの方もいらっしゃるかと思います。OJT研修は、教育担当者のための研修で、OJTを効果的に実施するのに役立ちます。この記事では。OJT研修の意味や実施内容について解説します。

目次

OJT研修とは?

新人社員の育成方法として多くの企業が取り入れているOJT。ここではOJTの教育担当社向けに行うOJT研修の概要や必要とされる理由を紹介します。

OJTの効果を高めるための研修

OJT研修とは、OJTの効果を高めるために教育担当社員を育成する研修です。OJT研修により、教育担当者はOJTの意義や育成計画の作成方法、コミュニケーションの取り方などを学べます。通常業務に加えて新入社員を教育することに対して不安やネガティブなイメージを持つ教育担当者のモチベーション向上にも役立ちます。

OJT研修が必要とされる2つの理由

OJT研修が必要な理由として、教育担当者が、OJTの正しい取り組み方や意義を理解できていないことが挙げられます。それぞれの理由について詳しく解説します。

(1)OJTの正しい取り組み方を理解していない

教育担当者がOJTの正しい取り組み方を理解していないと、場当たり的な教育となり新入社員の成長につながりません。OJTの正しい取り組み方とは、教育担当者がOJTの目的を把握した上で育成計画に基づいたトレーニングを段階的に実行することです。OJT研修を通して教育担当者に理解してもらうと、新入社員が成長できるOJTを目指せます。

(2)OJTの意義を理解していない

教育担当者がOJTの意義を理解していないと、形だけのOJTになりがちです。教育担当者は自分の業務に加え、OJT対象者を教育するため、大きな負担がかかります。疲弊するとOJTへのモチベーションが下がり、対象者の教育を怠る人もいます。OJT研修でOJTを実施する意義ややりがいを伝えて、教育担当者としての自覚を持たせる必要があります

OJT研修のよくある実施内容4つ

OJT研修では以下に挙げる4つの内容が盛り込まれています。

(1)OJTの目的や指導者の役割
(2)OJT対象者との関わり方
(3)育成計画の作成
(4)ケーススタディによる演習

ここでは、4つの具体的な内容や効果を解説します。

(1)OJTの目的や指導者の役割

教育担当者は、指導側のモチベーション向上やマインドセットのために、OJTの目的や指導者の役割について座学を通じて以下の内容を学びます。

・OJTの意味
・OJTを実施する目的
・OJT担当者としての役割
・OJT開始前にすべきこと など

OJTのやりがいや目的を理解すると、担当者としての自覚が芽生え、責任を持って教育するようになり、指導が場当たり的になるのを防ぎます。

(2)OJT対象者との関わり方

教育担当者は、OJT対象者のモチベーションやパフォーマンスの向上につながる関わり方として以下のような内容を座学とグループワークを通じて学びます。グループワークでは、教育担当者に自分が新入社員だったときを振り返ってもらうと、どのような関わり方をすべきか考える良い材料になります。

・OJT対象者の真意を見抜くための話の聞き方
・OJT対象者の真意を引き出すための質問方法
・OJT対象者のモチベーションを高める褒め方
・OJT対象者への指導方法 など

教育担当者は研修を通して、対象者のレベルや心境を考慮した上でコミュニケーションを取れるようになります。

(3)育成計画の作成

育成計画作成の方法を学ぶために、数名でグループになり演習を行います。OJT対象者に達成してほしい目標を設定した上で、どのような経験をさせて達成させるか、誰が指導すると効果的かを考えて育成計画を作成します。この演習を通して、教育担当者は、OJTが周囲の人間を巻き込みながら職場全体で指導する必要があるものだと理解できます。

ただし、時間がかかる演習であるため、時間が十分に取れない場合は作成方法を伝える研修に切り替えるのも手です。

(4)ケーススタディによる演習

座学で学んだ内容を身に付けるにはケーススタディによる演習が有効であり、OJT研修ではよく取り入れられています。現場に実際にいそうな部下を題材にして、研修で学んだ内容をもとに対処法を考え、ペアやグループを作って実践してもらいます。教育担当者は、実際の現場で役立つ対処法を身に付けることが可能です。

OJTが失敗しやすくなる3つの要因と対策

ここでは、OJTがうまくいかない以下3つの要因と対策について解説します。

(1)教育対象者の基礎スキルが低い
(2)OJT後の目指すべき状態が定まっていない
(3)やりっぱなしで振り返りをしない

(1)OJT対象者の基礎スキルが低い

OJT対象者の社会人としての基礎スキルが低いと、OJTが始まっても業務が円滑に進まない場合があります。基礎スキルとは、主体的に物事に取り組む力やコミュニケーション力などの新入社員研修で教える内容です。ここで基礎スキルが身に付かないと、OJT開始後に進捗報告を怠る、確認不足で違う作業をするといったトラブルが発生しかねません。

新入社員の中には一方的に押し付けられることを嫌う人もいるため、なぜ身に付ける必要があるかを納得してもらいながら進められる新入社員研修を実施する必要があります。

新入社員に社会人としての基礎スキルを身に付けさせるための研修についてお悩みであれば「【オンライン】新入社員研修」のサービスがございますので、ぜひご覧ください。

(2)OJT後の目指すべき状態が定まっていない

OJT後の目指すべき状態が定まっていないと、OJT終了後に習得すべきだったスキルを身に付けられていないという事態になりかねません。事前にOJT後の目指すべき状態を定め、それを達成するために身に付けさせるべきスキルやマインドを洗い出します。その上で、育成計画を作成してOJTに取り組んでください。

(3)やりっぱなしで振り返りをしない

OJT実施後に振り返りをしないと、次年度以降の改善点があるか分からず、同じ失敗を繰り返す可能性があります。OJT実施後にアンケートやレポートで振り返ってもらうと、育成計画の目標を達成できたか、次年度改善すべき点があるかを確認できます。さらに、OJT対象者自身の振り返りにもなるため、知識の定着やモチベーション向上などに効果的です。

まとめ

OJTが場当たり的な教育になっていると、OJT実施後に業務に必要なスキルやマインドが身に付いていないケースがあります。OJT研修を実施すると、OJTの意義や育成計画の作成方法、コミュニケーションの取り方などを教育担当者に伝えられ、場当たり的なOJTの脱却に役立ちます。効果的なOJTを実施するためにもOJT研修を実施してみてはいかがでしょうか。

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コピーライター、人事(採用担当)を経て、大手人材会社でディレクターとして、クリエイティブ企画や経営戦略にひもづいた人材採用・活用のコンサルティング業務などに従事。現在はIT企業勤務の傍ら、マーケティング・人材採用の領域を専門に中小企業支援を行っている。

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