採用面接の流れ 新卒・中途への質問やマナーも紹介 COLUMN

公開日:2019.02.13

更新日:2022.02.18

採用面接の流れ 新卒・中途への質問やマナーも紹介

面接は採用のプロセスにおいて非常に重要であり、候補者について知ることができる貴重な機会です。

限られた時間の中で効果的に優秀な人材を確保するために、採用面接の進め方や方法、対象者別の質問項目について学んでいきましょう。

目次

採用面接のやり方と種類

採用面接を行う前に、基本的なやり方や種類について知っておくと面接をスムーズに行えます。面接の基本的な流れや候補者にあった面接方法について学び、実際の面接にお役立てください。

採用面接の進め方6ステップ

採用面接は6つのステップで進めていくことが大切です。ここでは押さえておくべきポイントについてお話ししていきます。

1.挨拶

まずは応募者を安心させるような、柔らかい笑顔で挨拶しましょう。相手の緊張をほぐし、リラックスした状態で面接に臨めるようサポートしてください。

2.自己紹介

自己紹介では、自分の所属部署と名前を名乗りましょう。また、現場社員の方が面接する際は、自分が担当している仕事内容を1分程度で簡単に説明すると、その後のやり取りがスムーズになります。

3.アイスブレイク

いきなり面接を始めるのではなく、場の雰囲気を和らげるためにアイスブレイクを行いましょう。アイスブレイクとは緊張をほぐすために用いられる雰囲気づくりの手法です。まずはあたりさわりない会話をし、打ち解けたうえで面接を進めるのが望ましいです。

例えば、「今日はどうやって来られましたか?」「寒いですね」「緊張してますか?」といった質問をしたり、遠方から来てくれた方には「遠いところご足労いただきありがとうございます」とお礼を伝えたりすると良いでしょう。また、中途採用の場合は求職者が就業後に面接を受けてくれるケースもあるので、「遅い時間にありがとうございます。今日のお仕事は大丈夫でしたか?」と配慮の声がけをしても良いです。

4.質問

質問をする際は質問内容だけでなく、面接官の反応も非常に重要です。

以下の3点を押さえておくと、応募者も話がしやすくなります。

  • 相手の話には笑顔で頷く
  • 話の内容に合わせた表情をつくる
  • 話の内容を要約し聞き返す

具体的な質問内容については「2.キャリア別・人材を見抜くための質問」でもお話ししていきますので、そちらも参考にしてください。

5.今後の流れの説明

質問が終わったら、「これで面接は終了です。お疲れ様でした」と声をかけましょう。このとき合否の連絡方法と連絡までにかかる日数を忘れずに伝えてください。

応募者は連絡が来るのを今か今かと待っていますから、できれば3日後、遅くとも1週間以内には連絡するように心がけましょう。

6.見送り

応募者がほかにいなければ、終了後玄関まで随行し、しっかりと見送ることをおすすめします。もし次も面接を控えている場合は、その場で「お会いできて良かったです」という気持ちを込めて見送るようにしましょう。

別れ際の対応は応募者の印象に強く残りますから、最後まで気を抜かずに対応することが重要です。

遠方に住む応募者には電話面接やウェブ面接で対応

遠方に住んでいるため直接顔を合わせての面談が難しい応募者の場合は、電話面接やウェブ面接で対応すると良いでしょう。

電話面接は電話さえあればどこにいても気軽に受けられますし、ウェブ面接ではSkypeなどのテレビ電話サービスを利用すれば、相手の顔を見ながら面接を行うことが可能です。

最近ではウェブ面接を行う企業が増えてきていますので、遠方の応募者のニーズに対応するためにウェブ面接を導入してみるのも良いかもしれません。

キャリア別・人材を見抜くための質問

面接ではより良い人材を発掘するために、対象者に合わせた質問をする必要があります。新卒者、中途者向けに適した質問は何か、それぞれ見ていきましょう。

新卒採用向けの質問

新卒者の場合は趣味や特技、志望動機などの基本的な質問を行い、コミュニケーション能力や人柄などを見ていきましょう。

  • あなたの長所・短所を教えてください。
  • 1分間で自己PRを行ってください。
  • 志望動機を教えてください。

また自社への理解度の高さを測るための質問も大切です。

  • 弊社の弱みはなんだと思いますか? また改善するためには何が必要だと思いますか?
  • 弊社の主力製品を挙げ、商品のアピールを行なってください。

企業研究がどのくらいできているのかを質問を通して知ることで、応募者の本気度を測りましょう。

中途採用向けの質問

中途採用者向けの面接では、社会人として働いてきた経験やスキルを判断するような質問をすると良いでしょう。

会社への適性を判断し、自社の発展に貢献できる人材を選んでください。

20代の転職者

20代の転職者向けの質問では、スキルや仕事への取り組み方に関する質問をしましょう。

  • 仕事をする上で大切にしているものについて教えてください。
  • これまでの経験やスキルをどのように生かしていきたいですか?
  • 入社後どのようなことに挑戦していきたいですか?

20代は社会人経験が浅いものの、会社のこれからを担っていくことが期待される人材が多い層でもあります。今後の成長具合や仕事への適性を知り、会社にとって役立つ人材を見つけてください。

30代の転職者

30代の転職者の場合、会社の中心的なメンバーとしての活躍を期待する企業も多いはずです。そのためプレイヤーとしてのスキルや実績だけでなく、管理職としての能力を質問の中から把握することが求められます。

  • 前職ではどのような業務に携わっていましたか。
  • ご自分のスキルについて教えてください。
  • どのような場面で仕事にやりがいを感じるのか、具体的なエピソードを交えながらお話しください。
  • 部下と接するときに気をつけていること、大切にしていることはありますか?
  • チームをまとめ上げるために工夫したことはありますか?

30代の中途採用者向けの面接では、会社の即戦力として働けるだけでなく、部下の育成なども行える人材を選ぶことが大切です。具体的なエピソードを掘り下げて聞くことで、応募者の人間性を確認していきましょう。

中途採用の面接について詳しくは→「中途採用面接の面接官になったら? 準備からコツ、効果的な質問まで

こんな質問はNG

質問の中には就職差別や人権侵害につながる項目もあるので注意が必要です。

  • 本籍地や出身地に関するもの
  • 家族の職業や収入など
  • 思想や宗教、支持政党など
  • 男女雇用機会均等法の趣旨に違反するもの(出産後も働く意思はあるのか、結婚の予定についてなど)

何気なく聞いてしまいがちな質問ですが、採用選考の際に行うと就職差別と捉えられてしまう不適切な質問です。上記に挙げたような質問はしないようくれぐれも気をつけ、面接を行ってください。

採用面接を成功させるために意識すべきこと

採用面接を成功させるために必要なのは、質問内容だけではありません。採用面接のもたらす効果と面接官に求められていることを知り、採用面接をうまく行いましょう。

採用面接は求職者の入社意欲につながる

面接内容が求職者のその後の入社意欲を左右することは珍しくありません。

事実、エン人事のミカタの調査によると、面接をきっかけに「入社したくない」と感じた経験のある人は約8割、「入社したくなった」経験のある人は約7割もいるという結果が出ており、面接の果たすべき役割の大きさがわかります。

具体的には「面接官からの気配りや誠実な対応があった」「履歴書や職務経歴書をしっかり読み込んだ上で面接を実施してくれた」など求職者を気遣った面接が行われると、会社に対しプラスの印象を抱く求職者が多いようです。

求職者と接する機会が一番多い面接官。求職者の入社意欲を削がないようにするために、気配りや親身な対応が求められています。

面接官のマナーは自社の印象に直結する

面接の場でマナーを見られているのは求職者だけではありません。面接官も求職者からマナーをチェックされているのです。

具体的には、「立ってきちんと挨拶をする」「対等な相手として面接を実施する」「プライバシーや基本的人権にかかわる質問はしない」などが面接で守るべきマナーの基本として挙げられます。また清潔さや誠実さを演出するために、身だしなみや言葉遣いには気を付けるようにしましょう。

面接官のマナーによって入社するかどうかを考える求職者も多いです。近ごろは面接でのやり取りやメール文面などをSNSで公開する求職者もいるため、これを機に面接を行う側のマナーを見直してみてはいかがでしょうか。

お互いの理解を深めるためのやり取りを

短い時間の中で、相互理解を深めることが面接では重要なポイントになってきます。

求職者についての理解が深まり、入社後の具体的な話ができれば条件面でのすり合わせを行うことが可能です。入社後のミスマッチを防ぐためにも、双方向のコミュニケーションの場として面接を活用していきましょう。

まとめ

対象者に合わせた質問を事前に準備するだけでなく、面接官のマナーや人間性もより良い人材を確保するためには重要です。採用面接にかかわる方は正しいスキルや技術を習得し、応募者を見極める能力を養ってください。

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コピーライター、人事(採用担当)を経て、大手人材会社でディレクターとして、クリエイティブ企画や経営戦略にひもづいた人材採用・活用のコンサルティング業務などに従事。現在はIT企業勤務の傍ら、マーケティング・人材採用の領域を専門に中小企業支援を行っている。

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