採用活動に現場社員の協力を得るための2つのポイント
現場社員の採用協力を得るには大きく2つの要素が重要です。
①採用活動の内容を共有する
➁協力してもらう中で成功体験を創り出す
採用活動の内容を共有する
1つ目の「採用活動の内容を共有する」という点に関しては、
採用活動においてどんなターゲットに対して、どんな意図で、どんな活動をしているかを共有する
ことが大事です。
普段採用活動に携わっていない現場社員の方からすると、
どんな活動をしているのか見えにくく、興味を持ちにくいものです。
まずは採用活動における工夫や取り組みの詳細を伝えていき、
採用活動自体を認知してもらうことで興味を持つきっかけにしてもらいましょう。
また、現場社員の方は現在の採用難易度などを把握していない等、
採用のトレンドを理解していないことが圧倒的に多いです。
(簡単に人が採用できると、未だに思っている社員が多いのは事実です。)
採用担当者の皆さんにとっても、採用活動の難易度やトレンドを全社員に理解いただくことは、
面接での姿勢の変化や、入社後の受け入れ姿勢の変化に繋がる意義のある取り組みとなります。
理解いただくための代表的な取り組みが新卒採用活動のキックオフの場面です。
社長や経営陣から事業において採用の重要性を伝えることはもちろん、
採用が難しくなってきていて、人が採用しにくい世の中になっていることを危機感とともに伝えていく
ことで、採用に対する共通認識を持つきっかけになります。
(各部門の業績パフォーマンスにも影響が出ることも合わせて伝えていくこともポイントです。)
実際に求職者に接点を持ってもらう現場社員の方々へは、
それぞれの採用活動上の「役割」と「期待」もセットで伝えていただくと良いでしょう。
また社員を巻き込む上で、メンバー選定も重要な1つです。
最初から採用に後ろ向きな社員を巻き込むと立ち上がりが悪くなってしまいますので、
比較的採用に前向き且つ社内での影響力のある社員をピックアップして、
少しずつ全員で採用していく火を灯していくことが採用活動を全員で行なう文化づくりの第一歩です。
影響力のある社員には、是非採用活動の設計段階から入ってもらうと、当事者意識を醸成しやすいです。
協力してもらう中で成功体験を創り出す
2つ目は、「採用活動に協力してもらう中で成功体験を作る」ことです。
たとえば内定承諾学生が出たら、プロセスの中で面談/面接した社員に対して、
「○○さんの言葉が学生に響いていた」など、具体的に関わり方の良さをフィードバックしていく
ことも重要です。
現場社員への巻き込みについて、協力社員に対する評価に組み込むことやインセンティブを付与するなどの目に見える報酬を提供することももちろん大事です。
一方で、「学生と面談して良かった」という成功体験をいかに創り出すかが、
採用活動協力におけるムーブメントを起こしていく上で、必要なことになります。
また、現場社員を巻き込む流れを作れれば、
従業員にとっても、自社の魅力を再確認でき、エンゲージメントを高める機会になります。
上記のようなサイクルを目指して、現場社員を巻き込んでいきましょう。
最後に
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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