警備員の採用を成功させるIndeed活用術 COLUMN

公開日:2023.03.29

更新日:2024.02.14

警備員の採用を成功させるIndeed活用術

この記事では、警備員の採用の実態を把握するとともに、警備員採用の手法として、「なぜIndeedが向いているのか」、「どのような掲載方法であれば効果が出るのか」について解説したいと思います。

目次

まずは、警備員の採用難易度について解説します。
採用難易度を把握するために必要な指標の1つに、「有効求人倍率」があります。
これは、企業の求人数を求職者数で割った数で、「数字が高い程競争が激しく、採用が難しい」と判断することができます。
 

(引用:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和4年12月分及び令和4年分)について」)

有効求人倍率は0.8倍を超えると採用が難しくなると言われています。
全職種でも1.31倍とその基準を超えている中、警備員を含む保安の職業の有効求人倍率は7.43倍と、非常に厳しい値を示しています。

警備員を採用したい企業に対して求職者の数が少ないため、警備員の採用に苦戦する企業が多くなっていることが分かります。

ではなぜ、警備員の人手不足はこれほど深刻になっているのでしょうか?

1-2 警備員の需要と供給について

警備会社数と警備員数を確認することにより、警備業の採用における需要・供給を確認できます。

警察庁が発表する以下の2つの調査から、警備員の需要量と供給量について推察してみます。

①警備員数の推移


(出典:警察庁 令和3年における警備業の概況

②警備業者数の推移

(出典:警察庁 令和3年における警備業の概況

警備員数、警備事業者数の推移をそれぞれ供給・需要の推移と見ると、どちらについても大きな変化はなく、全体として共に微増していることが分かります。

警備業法上、警備業は1〜4号の区分に分かれていますが、そのうち施設警備や巡回警備を行う「1号警備」と、交通誘導警備を行う「2号警備」を中心に需要が多いと言われています。

そのため、需要増加に伴う施設警備や建設現場での警備需要、自動車保有台数の増加に伴う交通誘導警備の需要がわずかながらに増加していると考えられます。

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関連記事:建設業の採用を成功させるIndeed活用術  採用が難しい理由や対策も紹介
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需要と供給の変化は今後も大きく変化しないと見られるため、採用難易度が高い中でいかに他社と差別化し、自社の魅力を原稿内で打ち出すかが重要となってきます。

2.警備員採用にIndeedが向いている理由

ここまで警備員採用の実態についてご紹介しましたが、ここからは実際に警備員採用を成功させるための手法についてお伝えします。

警備員採用において活用するサービスは、「Indeed(インディード)」をおすすめします。

理由は、以下の通りです。

2.1.閲覧される可能性が高い

前述した通り、警備員は有効求人倍率が高い状態が続いています。

そのため、1人の求職者に対して求人数が多く、求人メディアに掲載しても見られることがない可能性が高いです。

従って、ユーザー数が多いIndeedをご活用いただくことがおすすめです。

①他主要求人メディアとの比較

以下の写真が示す通り、Indeedは月間訪問者数が2,600万以上と、他の主要な求人媒体と比較して圧倒的に多くのユーザー数を誇ります。

(参照:Similarweb, 総訪問数, 2023年2月)

また、ただ訪問するだけではなく、1回の訪問で多くのページをより長い時間をかけて見ていることが分かります。

これは、Indeedが求職者と親和性の高い求人原稿を表示させていることがこのような結果をもたらしていると考えられます。

②ユーザーの8割がスマホ検索している

Indeedはそのシンプルな作りから、スマホでの視認性が高いサービスであり、実際ユーザーの約8割がスマホから求人を探しています。

警備員として就業する方は仕事の待ち時間や外出先にて仕事探しをすることが多いため、スマホ検索がしやすく、直感的に求人情報を検索できるIndeedは警備員の仕事探しに適しています。

また、スマホ検索が多いことから、応募までの工数が少ないことがより重要です。
Indeedは事前登録せずとも応募ができるため、原稿閲覧後の離脱防止が期待できます。

2.2.「キーワード×勤務地」検索

Indeedでは、「検索窓」と呼ばれるボックスに「キーワード」と「勤務地」を入力して求人を検索します。

検索したキーワードと原稿内容、求職者の検索履歴が上手くマッチした際に原稿が表示される仕組みとなっているため、多くの求職者の中からマッチ度が高い方へのアプローチが可能です。

特に警備員の募集においては、「警備員」以外にも「交通誘導」や「施設警備」、「守衛」や「監視員」など様々な表現があるため、求職者が自由なキーワードを選択して検索できるIndeedが適しています。

検索ワードについては、職種名以外にも、「警備業務管理者資格」や「警備員一般資格」、「指導監督者資格」などの資格名にて検索することも可能です。

このように、「警備員」の募集といってもその仕事を検索する求職者の志向性によって検索方法が変わるため、求職者の検索ワードや志向性に応じた原稿を表示させるIndeedとの相性が良いと言えます。

また、勤務地についても同様に、駅名や市区町村名など自由度の高い検索ができるため、地方の企業様においてもその地域で働きたい求職者に原稿を届けやすい仕立てとなっているのがIndeedの特長です。

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関連記事:地方採用を成功させるIndeed活用術
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また、未経験から始められる警備員の募集では、職種にこだわりがない層からの応募獲得も期待できます。

そのため、職種検索のみならず、自由にキーワードを入力できるIndeedの形式が警備員の採用に適していると言えます。

2.3.クリック課金制のため、予算の無駄が少ない

Indeedはクリック課金制という、「原稿がクリック(=閲覧)されてはじめて費用が発生する仕組み」を取り入れています。

有効求人倍率が高い(=求職者に対して採用したい企業の数が多い)警備員採用においては、従来の掲載課金型メディアの場合、原稿が閲覧されることもなく掲載終了してしまうことも少なくありません。

Indeedに掲載すれば必ず応募が獲得できるというわけではありませんが、少なくとも原稿が閲覧されてから支払いが発生するため、予算を効果的に活用することが可能です。

また、クリック課金制であるIndeedは、効果に応じて原稿の掲載・非掲載を随時変更することが可能です。

そのため、採用充足したタイミングで有料掲載を停止することにより、費用を抑えて無駄を省くことが可能です。

3.警備員採用採用のIndeed掲載ポイント

3.1.人気キーワードを記載する

前述した通り、Indeedは求職者の検索キーワードに準じた原稿を表示させます。

そのため、検索されやすいキーワードを原稿内に散りばめることで原稿が上位表示されやすくなります。

例えば「警備員」の募集では、次のようなキーワードがクリック数(=閲覧数)上位の人気検索キーワードです。

(参照:Indeed管理画面 2023 年 2 月からの警備員の求人 の人気検索キーワード)

貴社の募集条件に100%合致するキーワードのみではなく、近しいキーワードも記載することにより、表示可能性が高まります。

ただし、応募に繋がらないクリックは無駄クリックと呼ばれ、いたずらにご予算を費消してしまいます。
応募に至る可能性が高い求職者にアプローチできるようなキーワード設定が肝要です。

そのため、特定の資格が必要である場合は、表示回数の獲得、応募率の向上の2つの観点から原稿に記載することで効果が高まることが期待できます。

人気のキーワードは時期によって変化し、また、貴社の運用状況によっても記載すべきキーワードは変わってきます。

弊社クイックでは、Indeedユーザー全体の人気検索キーワードと貴社の原稿に流入した求職者が検索したキーワード、貴社の運用データを分析することにより最適なキーワード選定を選定します。

3.2.自動返信メールを工夫する

警備員の募集において、「応募が来ても面接に繋がらない」というお声をよく聞きます。そのため、面接率を高めるIndeedの活用の仕方が重要です。

具体的には、Indeed上で応募があった際の自動返信メールを工夫することにより、面接率を向上させることができます。

弊社独自の求人管理システムQ-mateを活用いただくことにより、Indeedの自動返信メールを変更することが可能です。

以下、実際に弊社で面接率の向上に効果があった事例をご紹介します。

①連絡可能な日時をメールへの返信で送ってもらう
折り返しの電話をする前に、つながりやすいお時間帯を応募者の方に聞いておくことで、連絡が取れない時間のロスを未然に防ぐことができます。
また、面接希望日時も電話でお伺いする前にある程度スケジュールの確認をしておいていただける、というメリットがあります。

②応募内容を改めて記載する
原稿内容や案件の特徴を端的に示した内容を返信メール内に記載しておくことで、「何の募集に応募したのか」が確認でき、更には募集案件のメリットも再確認して頂くことができます。

③面接地の情報を記載する
●面接の内容を明記。
面接でどんなことをするのか、何を聞かれるのか、応募者は不安を感じています。あらかじめ、「筆記テストあり」「雑談のような面接です」「人柄重視」「スキルチェックあり」といった内容を書くことで心の準備をしてもらうことができます。

●アクセスを記載。
面接当日には求人の掲載が終了しているケースもあります。求職者の方がいつでもアクセスを確認できるようにしておくことも重要です。特に、原稿内に本社・勤務地・面接地と複数の住所が存在する場合には混乱を防ぐためにも有効です。

④採用担当の電話番号を記載する
知らない番号からの着信には出ない方も多いため、担当の番号を記載することで電話接触の可能性が高まります。

⑤ショートメッセージを利用する
ショートメッセージなら手軽にやり取りができるので、電話よりもハードルが下がり、連絡への返信率をUPさせることができます。

このような工夫をしていただくことにより、応募後の面接率を高めることが可能です。

4.警備員の採用事例

弊社にてご掲載いただいた企業様の採用事例をご紹介します。

【企業情報】警備会社
【職種 / 雇用形態 / 勤務地】警備員 /契約社員 / 東京都
【広告費用/掲載期間】12,0000円(広告費) / 1ヵ月
【結果】57名(応募)⇨ 4名(採用)

【掲載方法】
「自社らしさ」を明確化することで原稿改善を図り、応募を獲得しました。

①警備業務の区分について
お客様の警備の形態が1号であるため、主な業務内容は施設警備と巡回警備です。そのため、交通警備と比べて室内業務が多く、体力の消耗が少ないことを原稿内に記載しました。
また、座哨業務もあるため、シニアも活躍できる旨を記載。
警備業務のネガティブ要素の1つである体力的な不安を解消して応募を促進しました。

②会社として
1965年創業と、セコムや綜合警備保障などの大手企業に並ぶ歴史の長さと安定性を誇る企業であることをアピール。
また、長年の経験で培ったノウハウをもとに「その人そのものを育てる研修」というモットーのもと、研修制度の内容を記載。
未経験の方も安心して応募していただくことができ、応募数の増加に繋がりました。

③働くスタッフについて
20~70代と幅広い年代の人が在籍しており、一人でモクモクとこなすタイプよりも、人と話すことが好きなタイプの人が多いことを原稿内に記載。
経験よりも人柄重視の採用実施をしていることや、結果として働くコミュニティも仲が良く、雰囲気がいいことを原稿内にてアピール。
働くスタッフへのインタビュー形式で記載することで、可読性を高めて多くの情報を届けることができました。

【効果】
57名応募⇒4採用

1つ1つは他の会社でも言えることであっても、複数の差別化ポイントを記載することにより貴社ならではの魅力へと昇華します。

Indeedは原稿に記載する文字数に制限がないため、貴社の魅力を余すことなく伝えることが可能であるために達成できた採用成功の事例です。

リクルートのトップパートナーとして40年以上にわたり求人広告に携わってきたクイックだからこそできたお客様の魅力の引き出しと原稿への落とし込みが採用に繋がった事例です。

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関連記事:8つの魅力シート(自社の魅力発見シート)
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5.まとめ

今回の記事では警備員でのIndeed活用についてご紹介しましたが、そもそも自社の魅力はなんなのかを整理すること、応募があった際にできるだけ早く応募者に連絡することなど、警備員採用にかかわらず採用において重要な項目を押さえておくことも大切です。

弊社クイックでは、Indeed関連の資料やセミナー開催もしておりますので、採用にお困りの企業様はぜひ、お問い合わせください。

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