お客さま情報
第一興商グループ様は、カラオケを中心に社会に楽しみを提供しながら成長してきた企業様です。時代とともに変化するカラオケ環境の中で、カラオケを「文化」として定着させました。企業理念「もっと音楽を世に、もっとサービスを世に」のもと、「うたう楽しさ」と「うたう環境」を追求し続けています。現在は、ストレス軽減や認知症予防などの社会課題解決にも貢献おり、カラオケ製品・サービスの向上、コインパーキング事業、飲食事業など、多角的に事業を展開。今後も「歌能性」を追求し、社会に貢献する企業として成長を続けていく方針です。
クライアント情報
創業 | 1973年4月16日 |
代表取締役社長 | 保志 忠郊 |
従業員数資本金 | 1,932名/グループ3,411名(2024年3月31日現在) |
本社 | 東京都品川区北品川5-5-26 |
事業 | 業務用カラオケ事業、カラオケ・飲食店舗事業 フランチャイズビジネス、パーキングビジネス |
interview
- 店舗管理部 次長 樋口様
- 店舗総務課 人財開発係 佐藤様
- 株式会社クイック 三浦 彰仁
ご依頼前の状況
第一興商 店舗事業本部様は、2023年度の採用活動において、カラオケ店の店長人材確保に関して複数の課題に直面していました。その主な問題点は以下の通りです。
1. 費用対効果の悪い採用活動
まず、採用活動の費用対効果が低いことが大きな問題でした。主要な求人媒体を幅広く活用していたにもかかわらず、費用対効果の低い人材獲得が継続しており、一人あたりの採用単価も高騰していました。
2. 競合他社との差別化の欠如
次に、競合他社との差別化が図れていないことも問題でした。最大の採用競合である企業とほぼ同内容の訴求を行っており、「東証プライム上場で安定」「休日数〇日」「未経験からでも年収〇万円以上!」といった一般的な魅力しか打ち出せていませんでした。さらに、条件面で他社に劣位にある中で、条件的な魅力のみを強調しており、現在の採用市場の状況を考慮した効果的な魅力訴求ができていませんでした。
3. 応募者の質的ミスマッチ
また、応募者の質的ミスマッチも大きな問題となっていました。ターゲット人材からの応募は半数以下に過ぎず、書類選考通過率も低迷していました。求める人材ターゲットに対する適切な魅力が行えていないためでした。
4. 継続的な採用改善の欠如
上記の課題が顕在化する中、改善に向けた適切な運用が実施されていない状況が続いていました。その結果、採用活動の継続的な改善が滞り、成果に結びつけることができていませんでした。
これらの問題が複合的に作用し、第一興商 店舗事業本部様は効果的な採用活動を展開できずにいました。特に、採用競合他社と比較して独自の魅力を効果的に訴求できていないことが最大の課題となっており、この状況を打開するための新たな戦略の構築と実行が急務となっていました。
導入内容
第一興商 店舗事業本部様の採用活動の課題を解決するため、二つの主要な施策を導入しました。
1. 「第一興商らしさ」を明確にした採用活動の設計
まず、「第一興商らしさ」を明確にするための採用設計に着手しました。「採活力」を活用し、採用競合と比較した第一興商 店舗事業本部様の強みと弱みを分析。その結果、競合他社との差異が明確に言語化され、第一興商 店舗事業本部様独自の魅力が特定されました。
そして、これらの強みを効果的に訴求するため、運用手法の選択肢が多いIndeedPLUSを活用しました。「採活力」を通じて適切に言語化された独自の魅力を適切に訴求しました。
2. 効果測定と改善のためのモニタリング体制構築
次に、効果測定と改善のためのモニタリング体制を構築しました。月1回の伴走ミーティングでは、前月の数値振り返りや課題感の共有、実施施策の効果モニタリング、次月の改善提案を実施しました。
導入成果
クイックの採用支援導入により、第一興商 店舗事業本部様は短期間で顕著な成果を達成しました。
年間目標の早期達成
前述した採用支援の実施により、短期間で目覚ましい成果を上げることができました。特筆すべきは、運用開始からわずか4ヶ月で年間目標を達成したことです。具体的には、2024年4月から7月までの期間で採用単価を前年比4分の1まで抑えることに成功しました。
応募者の質的改善
応募者の質も大幅に向上しました。ターゲット人材からの応募が全体の約7割に増加し、書類選考通過率も15%アップしました。特に、学生時代にカラオケをよく利用していたというペルソナに合致した人材の採用が増えたことは、企業文化とのマッチングという観点から非常に重要な成果だと言えます。
これらの成果は、第一興商 店舗事業本部様の採用活動に大きな変革をもたらし、質の高い人材の効率的な確保を実現しました。特に、採用単価の大幅な削減と同時に、求める人材像に合致した応募者の増加は、採用活動の質と効率の両面での向上を示しています。
お客さまのお声
第一興商の担当者様からは、クイックの支援に対して以下のようなお声をいただいています。
店舗管理部 次長 樋口様のコメント
クイックさんの印象について、樋口様は次のように評価されています。
「クイックさんは、非常に仕事がしやすいパートナーです。彼らには安心して仕事を任せられると感じていますし、原稿などに我々の想いをきちんと反映してくださっています。
弊社が発注させていただいた後も、単に受注して終わりではなく、様々な要望に対して迅速かつ柔軟に対応してくれるため、真摯に向き合っていただいていると実感しています。また、定期的な振り返りの際には丁寧な資料を用意してくださり、非常に感謝しています。
クイックさんのアフターサービスへの注力は、当社の経営姿勢と合致しているように思いますね。付き合いやすい営業文化があるように感じられ、良好な関係を築きやすいです。
あとは、原稿の質の高さも印象的です。当社との綿密なコミュニケーションを通じて、我々のビジネスや課題をよく理解してくださっているからこそ、適切な設計・伴走・カスタマイズができているのだと感じています。」
店舗総務課 人財開発係 佐藤様のコメント
クイックさんの印象について、佐藤様は次のように評価されています。
「クイックさんとの初回面談から、『お客様のために役立ちたい』という姿勢が強く感じられました。単なるセールスの押し付けではなく、『お客様第一』の精神を大切にしている点が印象的でした。
提出された競合分析を拝見し、カラオケ業界について非常に詳細な調査がなされていることに驚きました。当社のビジネスをよく理解した上での分析に、クイックさんの熱意と真剣さが伝わってきました。この姿勢こそが、最終的にクイックさんへの発注を決定した大きな要因の一つとなりました。
また、3名の担当者が配置されていることも新鮮でした。3人が知恵を出し合い、効果的な提案を生み出す体制に、成果を重視する会社だという印象を受けました。
クイックさんの『入社後の定着・活躍』を見据えた採用支援のアプローチが、良い結果につながっていると実感しています。現在、多数の方の採用が見込まれていますが、継続して働いてくれそうな方が多いのが特徴です。昨年は1次面接で不合格となるケースが多かったのですが、今年は順調に選考を通過する方が増えました。応募者とのやり取りにおいても、しっかりとした文章での返信が来るなど、応募者の質の向上も感じられます。
クイックさんの提案には求人ボックスとIndeedの両方が含まれており、広告費用の最適化や効果的な運用に注力していただいています。このような総合的なアプローチが、採用活動の成功につながっているのだと考えています。」
最後に
第一興商 店舗事業本部様の事例は、採用活動における戦略的なアプローチの重要性が再認識される結果となりました。この事例が示す重要なポイントは以下の通りです。
1. 自社の独自性の明確化
競合分析を通じて「第一興商らしさ」を明確にし、それを採用活動の中心に据えたことが、応募者の質と量の向上につながりました。
2. データ駆動型の継続的改善
定期的なモニタリングとデータ分析に基づく改善により、採用活動の効果を常に最適化することができました。
3. パートナーシップの重要性
事業を深く理解し、一緒に課題解決に取り組むパートナーとしてクライアント様とクイックが協働することで、より効果的な採用活動が実現しました。
これらの取り組みにより、第一興商 店舗事業本部様は採用単価を大幅に削減しつつ、質の高い人材を確保することに成功しました。
採用戦略の策定・実行にお悩みの企業様は、ぜひ弊社クイックにお問い合わせください。お客様の事業と課題を深く理解し、最適な採用ソリューションを提供いたします。
このプロジェクトの担当コンサルタント
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株式会社クイック コンサルタント 三浦 彰仁
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