飲食店スタッフの採用を成功させるIndeed活用術 COLUMN

公開日:2023.03.24

更新日:2024.02.14

飲食店スタッフの採用を成功させるIndeed活用術

この記事では、飲食店スタッフ採用の実態を把握するとともに、飲食店スタッフ採用の手法としてのIndeedについて、「なぜIndeedが向いているのか」、「どのような掲載方法であれば効果が出るのか」について解説したいと思います。

目次

1.飲食店スタッフ採用の実態

1.1.飲食店スタッフ採用の難易度

飲食店スタッフ採用の実態を把握したいと思います。

飲食店スタッフの採用難易度を測るために有効な指標の1つに、「有効求人倍率」があります。
これは、企業の求人数を求職者数で割った数で、「数字が高い程競争が激しく、採用が難しい」と判断することができます。

有効求人倍率は0.8倍を超えると採用が難しくなると言われていますが、厚生労働省が発表する一般職業紹介状況(令和4年5月分)についてによると、飲食店スタッフを含む「接客・給仕の職業」の有効求人倍率は2.61倍とその基準値を大きく越えています。

人手不足が叫ばれる日本における全職種の有効求人倍率が1.06倍を示す中、いかに飲食店スタッフの採用難易度が高いかが分かります。

それでは、なぜ飲食店スタッフの採用難易度はこれほど高くなっているのでしょうか。

まず、働く人の数について確認します。
以下の独立行政法人労働政策研究・研修機構が公表するグラフから、主要産業の就業者数における推移について確認することができます。 
(出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構 主な産業別就業者数(原数値)

「宿泊業,飲食サービス業」の就業者数を確認すると、就業者数は横ばいであり、就業者数には大きな変化がないことが分かります。

一方で、データからは確認できませんが、営業自粛要請などの行政の施策によって労働時間の制約があるため、他業種での勤務を開始した人は一定数いると考えられます。

そのため、労働者数に変化はないものの、兼業などの理由により飲食業における労働の割合が減っている可能性はあると考えられます。

次に、需要について確認します。
以下の業界リサーチがまとめたグラフから、飲食サービス企業の売り上げ高についての推移を見ることができます。

(出典:業界リサーチ 飲食業界の動向や現状、ランキングなど

グラフより、新型コロナウイルスの蔓延の影響で2020年に減少傾向を示すものの、その他の時期においては微増傾向を示していることが見て取れます。

就業者数が横ばいのグラフを示す中、飲食サービスに対する需要は平時において微増しており、結果として採用難易度が高くなっていることが分かります。

また、これらの実態に呼応するように、人手不足を感じる飲食店の数は増加しています。

(出典:株式会社帝国データバンク 人手不足に対する企業の動向調査

売り上げの推移同様、新型コロナウイルスの蔓延に伴う影響は見られるものの、その後は人手不足感が増しています。結果、2023年1月時点では、「飲食店 正社員」では60.9%、「飲食店 非正社員」では77.8%と過半数の企業において人手不足を感じていることが分かります。

1.2.飲食業の難易度が高い理由

ここから、飲食業の採用難易度が高い理由を2つご紹介します。

①賃金が低い

厚生労働省が発表する「令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、「宿泊業,飲食サービス業」の賃金は257.6 千円と、全産業の中で最も低くなっています。賃金は仕事選びにおいて非常に大きな影響を持つため、飲食業のなり手の少なさを引き起こしていると考えられます。

②平均年間休日が少ない

厚生労働省による平成 30 年就労条件総合調査の概況では、全産業の労働者1人あたりの平均年間休日総数は、113. 7日と発表されています。そんな中、「宿泊業,飲食サービス業」は102. 9日と1割近く休日総数が少なくなっています。

このように、データ上において飲食業の条件面は厳しいことが分かります。そのため、条件で「相場」を大きく超えている場合は、他社との大きな差別化ポイントとなります。

また、待遇改善のニュースが相次ぐ通り、帝国データバンクによると賃金改善の見込みがあると回答した企業の割合は56.5%と、半数以上の企業で待遇改善が実施される見込みです。

ここから、条件面での差別化が難しい企業においては、他社とどう差別化するのか、いかにして求職者を惹きつける原稿を制作するのか、といった内容が益々重要となることが分かります。

2.飲食店スタッフ採用にIndeedが向いている理由

ここまで飲食店スタッフ採用の実態についてご紹介しましたが、ここからは実際に飲食店スタッフ採用を成功させるための手法についてお伝えします。
飲食店スタッフ採用において活用するサービスは、「Indeed(インディード)」をおすすめします。

理由は、以下の通りです。

2.1.掲載の自由度が高い

飲食業界は地域や季節によって需要が変化するため、採用市場もその影響を大きく受けます。

そのため、時々の状況に応じて柔軟に掲載方法を選択することが飲食店スタッフの採用成功において非常に重要です。

Indeedは掲載の自由度が非常に高いため、採用の緊急度や需要の変動に応じた柔軟な掲載ができることが特長の1つです。

Indeedの掲載の自由度が高い理由は、以下のようなIndeedの特徴によります。
①原稿の変更が随時可能
②原稿ごとの予算配分を随時変更可能
③原稿の公開・非公開が随時可能

これらの特徴により、アルバイトスタッフの急な欠員に併せて予算強化をする、採用成功したので原稿掲載を停止する、などの対応が随時可能です。

そのため、需要や緊急度の変動が大きい飲食業での採用に適しています。

2.2.自動面接機能が使用できる

飲食業界の場合、多忙な業務の合間に採用を行う企業・店舗も少なくありません。
そのため、採用活動に時間をかけられないお客様も多くいらっしゃると思います。

Indeedは「自動面接予約」機能が備わっているため、応募後の工数を大幅に削減することが可能です。

「自動面接予約」は、求職者が応募時に面接日程も調整できる機能のことです。企業側が事前に設定した面接候補日の中から求職者が面接日を選び、

あらかじめ設定しておいたスケジュールに合わせて求職者から面接の予約が自動的に入るため、日程調整のやりとりを省略できます。

2.3.閲覧される可能性が高い

求職者の方がIndeedに掲載されている原稿にたどり着く方法は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを経由するものとIndeedから直接検索する場合の2通りあります。

IndeedはSEO対策が非常に強いため、Google上で「●●市 飲食店スタッフ」や「飲食店スタッフ 求人」と検索すると上位表示されます。

そのため、Google上で求人検索をした求職者にもアプローチすることができ、結果として多くのユーザーがIndeedの原稿を閲覧しています。

また、非登録型のサービスであるため、転職サイトに登録するほどではないが転職を検討している、転職潜在層に対しても求人を届けられることもIndeedのユーザー数が多い要因の1つです。

実際、Indeedの月間訪問者数は他の主要な求人媒体と比較して非常に多くなっています。

以下の写真はIndeedをはじめとする主要な求人サービスの月間訪問者数です。

(参照:Similarweb, 総訪問数, 2023年2月)

表より、毎月2,600万ユーザーからの訪問があり、他の有名媒体と比較して圧倒的な利用者数を誇ることが見て取れます。

また、ただ訪問するだけではなく、1回の訪問で多くのページをより長い時間をかけて見ていることが分かります。

これは、Indeedが求職者と親和性の高い求人原稿を表示させていることがこのような結果をもたらしていると考えられます。

このように、貴社案件に合致した方からの原稿閲覧を多く獲得できる可能性が高いIndeedは、採用難易度が高い飲食店スタッフ採用に欠かせないサービスです。

3.飲食店スタッフのIndeed掲載ポイント

3-1.Indeedに適した職種名を記載する

ユーザーが仕事探しをする際に職種名で検索をすることが多く、また、検索結果一覧で表示されるため、職種名をの決め方は非常に重要です。

Indeed社提供のコチラの記事によると、Indeed掲載において効果的な職種名の書き方が確認できます。

※以下、引用
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効果的な職種名:

職種名は明確で具体的であると効果的です。
業務内容を記載し、特定の業界の経験がある応募者をお探しの場合は、
業界を明確に記載することでより適格な候補者を見つけることができます。
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上記Indeedの記事を踏まえ、飲食店スタッフの募集の場合、「”お店の種類”の”職種”」が職種名として適しているとされています。

◎お店の種類・・・居酒屋・バル・イタリアンレストラン、 など
◎職種・・・飲食店スタッフ・キッチンスタッフ、店長 など

注意点としては、Indeedは従来の求人メディアと異なり、クリック誘発目的のキーワードや記号を含めた職種名は低い評価が与えられ、掲載順位を下げられてしまう傾向にあることです。

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関連記事:ポリシー – 質の低い職種名
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3-2.自動面接機能を活用する

採用業務を本業としない方が採用業務を行うことが多い飲食業の採用においては、自動面接予約を活用することがおすすめです。

自動面接予約を活用することによる業務効率の観点からのメリットは前述した通りですが、自動面接予約を活用することで応募獲得の可能性も高まります。

Indeed社が提供するコチラの記事によると、Indeed のWeb面接機能の効果は応募者数は3倍、求人のクリック数は2.2倍になると言われています。

WEB面接をご活用いただくことにより、求職者にとって面接のハードルが下がるだけでなく、自宅で面接を受けられるという心理的なハードルの低さから、応募数・クリック数が増加すると考えられます。

また、店内の画面を写すことにより職場の雰囲気を伝えることや、遠方の求職者もターゲットとなることなども、WEB面接における副次的なメリットの1つです。

4.飲食店スタッフの採用事例

弊社にてご掲載いただいた企業様の採用事例をご紹介します。

【企業情報】居酒屋
【職種 / 雇用形態 / 勤務地】ホールスタッフ・キッチンスタッフ /正社員・アルバイト / 東京都
【広告費用/掲載期間】15,0000円(広告費) / 1ヵ月
【結果】10名(応募)⇨ 1名(採用)

【課題と打ち手】
①表示回数が少ないため、最終的な応募数が集まらない
西新宿駅より徒歩●分、など、近隣の駅からの距離を記載しました。
原稿内に駅名を複数記載することにより、近隣駅名で検索した求職者に対しても原稿が表示されるようにしました。

②面接に繋がらない
応募資格があいまいで、意欲が高まりづらいのではないか、と仮説立て、応募資格を明文化。
お客様の業務において、「これができれば採用する」内容をお伺いし、原稿に記載。

旧)応募資格
調理の実務経験がある方 
和洋中などのジャンルは不問です。

新)応募資格
【必須経験】
調理の実務経験がある方
①魚をおろせるか(三枚おろしなど)
②だし巻き卵を巻けるか
③①②は出来なくてもほかの技術とやる気でカバーできる方
上記いづれかができる方!

【効果】
10名応募⇒3内定(全員店長経験あり)⇒1採用(※採用枠1名のため)

3名の内定者は全員店長経験があり、
悩んだ末に、1名を採用することができました。

効果を見ながら原稿内容や掲載方法を変更できるIndeedの強みを活かした採用成功の事例です。

5.まとめ

今回の記事では飲食店スタッフでのIndeed活用についてご紹介しましたが、そもそも自社の魅力はなんなのかを整理すること、応募があった際にできるだけ早く応募者に連絡することなど、飲食店スタッフ採用にかかわらず採用において重要な項目を押さえておくことも大切です。

弊社クイックでは、Indeed関連の資料やセミナー開催もしておりますので、採用にお困りの企業様はぜひ、お問い合わせください。

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